キーボードには、キーボードの右端に電卓の様なテンキーと呼ばれる数字と四則計算ができる記号のキーが並んだ通称フルキーボードと、テンキーのないコンパクトキーボード、そしてコンパクトキーボードとキーの数や種類はそう変わらないけれどもキーの大きさがコンパクトキーボードよりも小さなミニキーボードの概ね3つのスタイルがあります。
そしてその中でフルサイズのテンキーのついたキーボードと言うのは、その昔、パソコンがビジネス目的のガジェットで、文章を打ち込んだり、表計算をしたりと言った用途にしか使われていなかった時代に数字をいかに早く正確に打ち込めるのかと言う目的でキーボードに付加されたもので、そう言った用途に使う方よりも別な使い方をされる方の方が多い事からフルキーボードと言うのは需要が少なく選択肢が少ないのが現状です。
そこで今回は、メカニカルキーを使ったフルキーボードを探しておられる方にオススメなキーボード「Cascade 98 Slim Hot-Swap」をご紹介致します。
スタンダードとスリムサイズ
今回紹介するキーボード「Cascade 98 Slim Hot-Swap」は、表面積は同じなのですが、高さが42mmのスタンダードサイズと高さが29mmの1回り低いスリムサイズの2つの高さのキーボードが用意されているのがポイントで、テンキー付きの98キーキーボードで、ロープロファイルキーボードと言うのは珍しです。
またテンキーとメインのキーの間にカーソルキーと機能キーが並んだ配列にはなってはいませんので完璧なフルキーボードと言う訳ではありませんが、少なくともテンキーの”0”キーは2キーサイズのキーが採用さてれいますので、表計算や会計ソフトで連続してたくさんの数字を打ち込むと言った作業は問題なく出来ますし、テンキーを使うゲーム等にも使えます。
そしてキーボードは足の角度を変える事でキーボードの傾斜を4°→6°→9°と3段階に変える事もできる様になっています。
Gateronキーが付属
そしてこれらキーボードに使われているキーはスタンダードタイプはGateronのG Proシリーズで、赤軸、青軸、茶軸の3つから選択する事ができますが、キーボードに直接半田付けするのではなくソケットを使ったホットスワップ構造になっていますので、CherryMX互換キーであればKailhキー等も使えます。
またスリムタイプもGateronのロープロファイルキーが標準になっており、こちらも赤軸、青軸、茶軸からの選択にはなりますが、もちろんCherryMX互換であれば他社製のロープロファイルキーに差し替える事も可能です。
2層のフォームダンパーで静音衝撃吸収
そして最近新しくリリースされるメカニカルキーはより静かに、だけれどもキーの奏でる音だけはしっかりと響かせると言う構造になっているものが多く、より際だってキーのカシャと言う打ち込んだ時のポップなサウンドを楽しむ事ができる様になっているのですが、この「Cascade 98 Slim Hot-Swap」もそう言った流れを踏襲しています。
ただこの「Cascade 98 Slim Hot-Swap」はフォームダンパーの枚数が2層で、キーの下に入れ、キーを打ち込んだ時の衝撃を吸収集フォームとキーから出たサウンドがキーボードのケースの中で反響しノイズを発生しない様にするキーを囲う様に設置される2種類のフォームしかありませんが、キーボードケースがアルミと言う事もあり、樹脂製のケースと比較すれば剛性もあり遮音性も高い事から、その必要性は低いのでしょう。
また接続はUSB-Cによる有線の他、RFドンクルによる無線接続、Bluetoothにより3台のデバイスとの切替接続が可能で、Windows,Mac,Android,iOSで使え、スタンダートは4,000mAh、スリムは3,000mAhのバッテリーを搭載しており、スリムは筐体が薄い分だけバッテリー容量も少なくなっています。
またカラーは森をイメージした様な”Bronze Base”と”Space Gray Base”の2つのカラーラインアップがあり、詳細については下記URLでご確認ください。
https://www.kickstarter.com/projects/azio/azio-cascade-98-compact-keyboard-with-full-numpad
この記事へのコメントはありません。