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最大8000cpsの樹脂が使え、14K LCDを使い事で調高精細な造型が行えるSLA 3Dプリンター 「Anycubic Photon P1」

SLA 3Dプリンターはレジンと言う紫外線を当てると硬化する樹脂を使って造型を行うのですが、FDM式の3Dプリンターと同じ様にどの様な素材でも使えるかと言えば、使用できる素材と言うのは決まっており、FDM式より温度の高いヘッドに交換する事で使用する事ができるフィラメントの種類と言うのは増えますが、SLA式の場合はそう言った事が出来ず、今造型することができない素材を使って造型を行おうとするとプリンターを買い換えるしかありません。

ですが今回紹介するSLA 3Dプリンター 「Anycubic Photon P1」はホビー向けSLA3Dプリンターでは使えなかった素材を使った造型が可能です。


8000cpsの素材が使えるプリンター


今回紹介するSLA式3Dプリンター 「Anycubic Photon P1」では、たいていのホビー向けのSLA式の3Dプリンターで使用する事ができる素材の粘度が最大で2000cpsなのに対して、このプリンターでは8000cpsと言う高粘度のレジンを使用する事が出来る様になっています。
この8000cpsと言う粘度は身の回りのもので言えばマヨネーズとほぼ同じ粘度ですので、かなり硬い素材を使うことが出来る事がわかり、こう言った高粘度の素材には歯科材料や弾性複合材料などがあり、こう言った高粘度の素材が使えると実際に使うことが出来る入れ歯を自作する事ができます。

では何故、従来のホビー向けの3Dプリンターでこう言った高粘度の素材が使えないのかと言えば、SLAプリンターはベッドと呼ばれるプレートを徐々に引き上げながら固められた樹脂を積み上げて行くのですが、ベッドを上げる際に表面張力によって液体樹脂が持ち上げられ、それが落ちた時に波紋が出来ます。
そして液体樹脂表面に波紋が出来てしまうと波によって樹脂が動いてしまいますので紫外線を照射した際に固まった樹脂が流されてしまい造型に失敗しますし、樹脂の粘度が高いとその波が収まるまで時間がかかりますので、その時間を見越してインターバルを設けて造型しなくていけませんので、造型が終わるまでに途方な時間がかかってします。
ですのであえてホビー向けではそう言った素材は使わない様にしているのですが、この3Dプリンターではベッドが上がるとマイクロ気流と言う風を作り出し、液体樹脂表面に吹き付ける事で波が立つのを防ぐと共にカメラを使って樹脂表面を監視する事で8000cpsと言う高粘度の樹脂を使って造型したとしても25〜35mm/時間と言う結構なハイスピードで造型が行えます。


二ケタ上の造型精度


次にこの「Anycubic Photon P1」には14Kと言う非常に高精細なLCDが使われており、XYの精度は16.8μm×24.8μmにもなりますし、それにプラスしてこの3Dプリンターでは光源から照射された紫外線を非球面フレネルレンズを使って屈折させLCDを透過させる事でLCDを透過した紫外線は垂直にレジンに照射されるため均一にレジンを固めることができ、マイクロフィギュアなども高精細に造型する事が出来ます。

そしてZ軸に関してはボールネジを使ってベッドを上下させているのですが、何とベアリングイルのボールネジを使う事で0.01mmと言うホビー向けのSLAプリンターでは考えられない1ケタ上の精度を有しており、造型後に造形物によく見られる目立つ横縞なども見られません。


ダブル造型


そしてこのSLAプリンターの造型ボリュームは223×126×230mmと縦横A5サイズ程度の大きのものを造型することができるのですが、セパレートタンクとセパレートベッドをセットする事で、同時に全く性質の違うレジンを使い、2つの造型物を同時に造型すると言った事も出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/anycubic-official/anycubic-p1-industrial-grade-prosumer-resin-3d-printer

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