向ける向きによって点灯するLEDを変えて照射面を変えると言うLED懐中電灯「Luxor 2」が届いたのでさっそくアンボックスしてその機能を試してみました。
ちょっと高機能なLED懐中電灯ですとと明るさを変える機能があったりしますが、それはLEDに流す電流を調整したり点灯するLEDを間引いたりして明るさを調整しているだけで手動でしか切り替える事はできませんし、無駄に明るく点灯させていると無駄にバッテリーを消費してあっと言う間にバッテリーがなくなってしまいます。ところがこの「Luxor 2」は懐中電灯が向いている向き、下を向いているのか前なのか上なのかによって自動で点灯させるLEDを変えると言うに惹かれて思わずポチッとしてしまいました。Pledgedした商品は下記URLのものです。
https://www.kickstarter.com/projects/plxdevices/luxor-2-the-flashlight-perfected
内容物は左端からPLXのステッカ-。その下が防水キャップ。その右が「Luxor 2」懐中電灯本体で、その右側がUSBメス→microUSBオスの変換ケーブル。その右が巻き取り式のUSB→microUSBケーブル。そして操作マニュアルです。充電はUSB電源からで別途5V出力のUSB電源が必要です。
そしてレンズ部分を見るとシールが貼ってありMボタンと電源ボタンを同時に5秒長押ししてアンロックする旨が。輸送中に誤って電源ボタンが押されその熱で発火等しない様にする為のフェイルセーフでしょうね。
さてボタンですが、ボタンは全部で4つ。OLEDディスプレイが見える側に電源ボタンとその両サイドに明るさを変える矢印ボタンがあります。
電源ボタンの180度反対側にはMと言うモードボタンかな?が配置されています。
そして照射中は常時OLEDディスプレイにバッテリー残量が正確にmAh表示されると共に%表示される親切設計になっています。
そして「Luxor 2」にはmicroUSB端子を出力にする機能があり、電源ボタンを3秒長押しすると出力モードになりスマホ等を充電する事ができます。
そして電源ボタンの横のボタンを押すと輝度(明るさ)が変更できるのですが、この動作がまた素晴らしくチョンと押すのとポチッと押すのと押す時間で明るさの変化量が違うのです。しかも輝度がルーメンでデジタル表示されますから10ルーメンの違いでは実際の明るさの見え方に変化はないのですが、何かデジタル表示されるのって視覚化されていて最高です。
また各LED(中心のLEDは”B”(eam)。リング基板の上に配置された正面を向いているLEDは”F”(lood)。横方向に向いているLEDは”L”(antern)で表示)の輝度が棒グラフで出るアニメーションも可愛いです。
では実際にどのモードでそのLEDが点灯するかを見て行きますが、まず最初に電源を入れた状態では”AUTO FOCUS”モードで、Mボタンを1度押すと”VIRTUAL FOCUS”モードになり(電源をOFFした時は電源をOFFした時の照射モードが記憶されていて電源を入れた時はそのモードから再開されます)
「Luxor 2」には中心に1発、そして先端にリング基板上に前方を向く様に3発のLED、そして横方向に360度照らせる様に3発のLEDの計7発のLEDが入っているのですが、”VIRTUAL FOCUS”では中心のLED以外、リング基板に設置された前方を向いている3発のLEDと横方向を向いている3発のLEDが点灯して手元を明るく照らし出します。
次は”STROBE”モードでフラッシュで、中心のLEDと前方を向いているLEDの計4発がフラッシュします。
その次が”BEAM FLOOD”で
中心のLEDと前方を向いているLEDの計4発が点灯をして遠くのものを照らし出すのに使用するモードです。
そして最後は “BEAM FLOOD LANTERN”で
全LEDが点灯して遠くも近くも全開で明るく照らし出すモードです。
そしてこの「Luxor 2」の目玉機能でもある”AUTO FOCUS”モードですが、中に6軸センサーが入っており、懐中電灯の向きに合わせて点灯するLEDが変化します。
例えばこれは私の主観ですが、地面に対して水平より45度以上下を向けるとBEAMと呼んでいる中心のLEDが消灯して前方を照射しているFLOOD3発のLEDだけの点灯になります。
次に45度以上になるとBEAMとFLOODが点灯して90度、つまり地面に対して水平を超えて上を向くとFLOODが消灯してBEAMのみの点灯になります。
そして角度をだんだんと上げて行き地面に対して真上(180度)を向くとBEAMが消灯して代わりに LANTERNの横方向を照らすLEDが3発点灯する様になっているのですが、無駄な不要なLEDは点灯はさせないで向きによって照らし出すのに必要なLEDだけを点灯させて省電力化していると言うのはよく考えられています。
そして充電ですが、microUSBケーブルを挿すと残り充電時間を自動的に表示してくれます。また急速充電(QC)にも対応していますので2Aや3A出力可能なUSB電源であれば急速充電されますから充電時間も短くなります。
またこの「Luxor 2」はIPX7の防水性能を有しています。これは防浸形と言って一定時間は水中に浸けても大丈夫と言う、iPhone7と同じ防水性能です。ただそのまま水に浸けると100%浸水して漏電してオジャンになってしまいますのでもし水辺に持って行く際には付属の防水キャップを使用して防水する必要があります。
まず「Luxor 2」のお尻部分にmicroUSBの充電端子がありますが、これを固定しているアルミ製のリングを回して外します。
そして外したリングに付属の防水キャップを入れて(正確には防水キャップのここに穴が開いていればmicroUSBコネクタが挿さりそうだなぁ~と思う窪みの部分をmicroUSB端子に合わせてキャップをまずは被せてから)リングキャップを回して防水キャップを固定します。
この状態の様にキッチリとキャップとアルミリングの間に隙間がない様に締め込めば防水キャップにOリングも入っていますからまず水が浸入する事はないと思われます。
そしてバッテリーは取り外し可能で、シールの記述から1セルのバッテリーが4本入っているのだと思われます。
以上、「Luxor 2」を実際に使ってみて懐中電灯も色々と持っていますが、動作に関心・感動したのは始めてです。
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