ノートPCにThunderbolt3インタフェースが搭載される様になり、GPUボード(グラフィックボード)を搭載していないノートPCでもオンラインFPVゲームや、PhotoShopでの画像加工、Adobe Premiere Proでの動画編集等がサクサクとできる様になりました。

これまでノートPCでハイエンドのGPUを搭載するとGPUは大量の電力を消費し、そして発熱する為に大容量のバッテリーを搭載したり、より高効率な放熱設計をしなければならなかったりと、ノートPCと言いつつもモバイル性とは縁遠いものが多かくなおかつ高価でした。
ですが、Thunderbolt3と共に外付けのGPUボックスが登場した事により、普通のノートPCでも高性能なゲーミングマシン同様の遅延のないプレイができたり、ビデオや画像の処理をストレスなくサクサクと出来る様になり、少ない投資で今まで以上の処理能力を得る事ができる様になっています。

そこで今回は、ハイエンドの外付けGPUボックス「BlackBeast Pro」をご紹介致します。

フルサイズのグラボを3枚挿し

さて、この外付けGPUボックス「BlackBeast Pro」が他の外付けGPUボックスと大きく違うのは、拡張性が非常に高い所です。
他の外付けGPUボックスが既にGPUボードオンボードした状態で売られていたり、GPUボードを自分で選択できるものだとしても多くの外付けGPUボードが長さ310mm以下のボードしか挿せなかったりするものが多いのですが、この「BlackBeast Pro」には最大で長さ325mm×高さ170mm×厚み70mmまでのグラフィクボードを何と3枚も挿す事ができるのです。

ですから、画像や動画の処理の他にマイニングに使うと言う選択肢も生まれ、サポート表に記載されているグラフィックボードは下記の通りで、グラフィックボードの最大供給電力は合計で500Wになります。

M.2 SSD も内臓可能

そしてこの「BlackBeast Pro」には他の外付けGPUボックスには見られないM.2 SSDを最大4枚まで搭載できると言う機能も持っています。
M.2 SSDは最近の薄型ノートPCやデスクトップPCで使われているSATAよりも高速で読み書きが可能なSSDで、FPVゲームの様に高速にデータを読み書きしたりする事が必要なアプリを使う場合には必須のハードドライブで、薄型のノートPCでより大容量のM.2 SSDに換装すると言うのは不可能ですが、外付けでしかも4枚も増設できると言うのは魅力です。

なお公式にサポートしているM.2 SSDは下記の通りです。

外部インタフェース

そして外部インタフェースとしてはこの「BlackBeast Pro」には、

1x 3.5mm Mic line in
1x 3.5mm Audio out
4x USB 3.1 Gen 2 Type-A
1x SDXC card slot with support for UHS‑II
3x Thunderbolt 3™ USB Type-C
2x Displayport 1.4
1x 10GB Ethernet

と言う外部インタフェースを持っています。このうち3.5mmイヤホンジャックを備えているあたり、イヤホンジャックのないノートPCでもFPVゲームでヘッドセットを使用するのに有利ですし、 Thunderbolt 3にはUSB-C PDで合計で100Wの電源出力能力を持っていますので、ノートPCを充電する為のUSB電源も不要ですので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/lagarhus/blackbeast-pro-worlds-first-all-in-one-docking-station