ドライヤーと言えば、熱い風が出た方が早く乾くと言う事を信じてワット数の高いドライヤーの方が好まれましたが、掃除機に続いて扇風機、そしてドライヤーにまで革命をもたらしたダイソンは、髪の毛は温度の高い温風ではなく、温風の温度は低くても圧倒的な風量で風を髪の毛当てさえすれば、より早く髪の毛は乾き、そして髪の毛に当たる温風の温度が低い事で髪へのダメージも少なく髪も傷まないと言う事を立証しました。
そして最近のドライヤーはダイソンに右にならえで風量の増大の方へと舵取りをし、大部分のメーカーのドライヤーはワット数よりも風量をアピールポイントとしています。
そこで今回は、コードレス化と言う新たな時代へと真っ先に突き進んだコードレスドライヤー「AER Dryer」をご紹介致します。
77%のエネルギーロスをカット
このコードレスドライヤーは500Wのヒーターしか内蔵していません。ドライヤーで500Wって低すぎない?と思われる方は多いと思いますが、水分の蒸発の原理を考えるとあまり熱量が高い、低いは問題なくそれをダイソンは実証しています。
現にハンドドライヤーは、ハンドドライヤーから吹き出される空気はあまり暖かくはないものの強力な風で濡れた手を乾かしますし、ダイソンのドライヤーも原理的にはほぼ同じです。
それは中2の理科で学習した飽和水蒸気量と言って空気中に含まれる水分が、気温の変動や湿度による変動でどう変わるのかを示したもので、空気が乾燥していれば気温が低くても髪に付着した水分は蒸発して空気に吸収されて行きますが、湿度が高いと既に空気にはたくさんの水分が含まれており、あまり蒸発しません。
ですが風を送り込んでやる事で、水分を含んだ空気を吹き飛ばして、また蒸発が促進されます。
と言う様にこの「AER Dryer」で気温や湿度、そしてヒーターの温度などを計測する13のセンサーを使いリアルタイムで計測し、そして風を送り出すファンのスピードやヒーターの加熱を飽和水蒸気の原理を元にコントロールする事で従来のドライヤーと比較して77%までエネルギーをカットしなおかつ髪を乾かす事ができる風を送り出す様に設計されているのです。
バッテリーだけで4時間の連続使用
またこの「AER Dryer」では充電ケーブルを接続した状態では常に風力、温度ともHighで運転して最短で髪を乾かす事ができる他、バッテリー駆動ではスマートフォンとBluetoothで接続しておく事で周囲の環境に合わせて自動的にファンのスピードやヒーターの加熱をコントロールして最大4時間連続使用する事ができるのです。
つまり電圧が100Vではない国に旅行した時などはドライヤーだけで電圧が合わなくて使えなかったりしますが、この「AER Dryer」ならバッテリー駆動なのでそんな事を気にしなくても使えますし、プールや海などへ行った際もコンセントがない、または使えなくても髪を乾かせるので便利です。
ただ重さが1kg近くありますので、長時間、腕を上げて髪を乾かすのは辛いかもしれません。
マイナスイオンで髪サラサラ
ところでみなさんはマイナスイオンを発生させるドライヤーは使われた事はありますでしょうか?
使った事がある方なら、これほどマイナスイオンってすごいのか!!って言う事を実際に体験されたと思うのですが、マイナスイオンを含んだ温風で髪を乾かすと何とサラサラになるのです。
これは髪の毛にはプラスの電子とマイナスの電子が帯電して、この割合が50:50だと髪はとても健康的なのですが、髪が乾燥してパサパサになったり、傷んだりして来るとプラスイオンが増えます。
またプラスイオンが多いと髪の毛同士が絡み合うのですが、マイナスイオンを与えバランスを保つと絡みつきも取れ、髪にも潤いを与えられてサラサラになると言う訳なのです。
そこでもし、バッテリーで動くドライヤー「AER Dryer」について興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/aerdryer/the-cordless-aer-dryer
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