メリノウールと言うのは一般的な羊から取った羊毛とは違い、メリノ種と言うある特定の羊から刈り取った羊毛の事を指します。
このメリノウールと言うのは一般的な羊毛とは違い、保温性が高いほか、吸放湿性と言って、汗を吸って空気中に放出・拡散する性能が高く、また防臭性が高いのも特徴です。
またその昔は生産地域や生産者が限られているので、希少価値の高い高級羊毛だったのですが、現在はオーストラリアや南アフリカで大量に飼育されていますので、価格も安くなり、セーターの様な衣服の他、靴下や今回紹介する「TALENT JOGGER」の様に靴に使用しているものもあります。
素足で履きたくなるシューズ
まず最初にこの「TALENT JOGGER」の特徴としては、思わず素足で履きたくなるくらい肌触りが最高であると言う点です。
と言いますのも「TALENT JOGGER」は足と接触する部分は全てメリノウールが使われており、ほぼ100%メリノウール製と言っても過言ではないからです。
ただウールって言うとチクチクして嫌いと言う方もおられますが、メリノウールはクリンプと言って毛の縮れ具合が細かく、1本1本の毛がクルクルとカールしていますし、毛そのものも細いので、もし肌に当たったとしても毛先が肌に刺さると言う事がありませんので肌心地が最高なのです。
しかも毛そのものが防臭性が高く、運動をして汗をかいて靴の中が蒸れたとしても(いくら吸放湿性が高いと言っても激しい運動をして汗をかけば完全にドライと言う訳ではなく多少は蒸れます)、雑菌を繁殖させない抗菌効果をメリノウールそのものが持っていますので、靴を脱いだ時にほぼほぼ臭いませんので素足で履いても平気です。
更にインソールの足裏に当たる面にもメリノウールが使われていますので、外気がマイナス何度で、じっとバス停などに立っていると地面から冷たさが伝わって来て足の裏が冷たくてジンジン痛いと言う様な状況下でもこの「TALENT JOGGER」なら足裏もほんのりと暖かです。
メリノウールの欠点をカバー
メリノウールは暖かで、汗を良く吸って放湿して快適で臭わないと言うメリットだけが一人歩きしていますが、デメリットがない訳ではありません。
メリノウールは吸湿性が高い汗をよく吸うのですが、それを外気に放出するにはやはり洗濯物が乾くのと同じで、同等の湿度が低く周囲の気温も高いと言う条件が必要で、雪や雨が降っている時にメリノウールで作られた靴を履いて出かければ、当然濡れますし、なかなか乾きません。
そこで「TALENT JOGGER」では非フッ素系のテフロン加工と水性ステイン忌避技術によってメリノウールが持つ通気性は保ちつつ、雨が当たったりしても汚れと一緒に弾く加工を施す事で濡れず汚れないパーフェクトな靴に仕上げています。
また万が一汚れてしまい、汚れがサッと拭いて取れない場合は、靴本体の殆どは衣類と同じ様にメリノウールが使われていますので、本人さえ気にしなければ洗濯機に入れて衣類と同じ様に洗って頂けますので、常に清潔でフレッシュな靴を履く事ができます。
ラインナップ
そして「TALENT JOGGER」には2つのモデルが用意されており、1つは普通のスニーカーの様な形状のLow Topモデル、そしてもう1つはバスケットシューズの様に足首まで覆っているモデルです。
どちらが良いかは好みの問題で、冬に素足で履きたいと言う方は後者のHigh Topの方が風が足首に当たらなくて暖かさをキープできるので良いのではないでしょうか?
またカラーはFossil、 Ivory、 Carolina、Lavender、Charcoalの5色でサイズは男女共通で22.5cm〜28cmまで0.5cm刻みでラインナップされていますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
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