何でも作りたてが1番美味しいと言いますが、それはコーヒーにおいても同じです。
淹れて保温して何時間も経過したコーヒーは酸化が進んでいますので、香はもちろん飛んでしまっていますし、味も淹れ立て直後とは大きく変化し苦味が増します。
またそれは、淹れる前のミルしたコーヒー豆にも同じ事が言え、挽いて粉状になったコーヒー豆は空気との接触面積が大きいため酸化も早いため、粉になったコーヒーをそのまま放置しておくと酸化が進む酸味や苦味が増し香りが消失して行く事になります。
更にその前の状態、ローストした豆も同じで、火を入れてしまうとどうしても生の状態の豆と比較すると酸化のスピードは早くなり、時間と共に風味は失われ味も時間と共に変化して行きます。
と言う事は結論から言うと、コーヒーは生の豆を買い飲む直前にロースト→ミル→ドリップした方がより美味しく頂けると言う方程式が成り立ちます。
そこで今回は、全自動で失敗なく生のコーヒー豆をたった10分でローストしてくれるコーヒーロースター「Wake Up Home Coffee Roaster」をご紹介致します。
1度に250gのコーヒーをロースト
まず最初にこのコーヒーロースター「Wake Up Home Coffee Roaster」の特徴として、他の同ジャンル(全自動で電気で焙煎するコーヒーロースター)の製品とは違い、一度に何と250gもの生のコーヒー豆をローストできる大容量さが挙げられます。
おそよ普通のコーヒーカップ1杯のドリップコーヒーに使うコーヒー豆の量は10g前後なので250gと言うと25人分と言う事になり、突然のたくさんの来客があったとしても、アタフタせず自慢のコーヒーをふるまう事ができます。
しかもこのコーヒーロースター、何とたった10分で焙煎を終える事ができるです。ですからもし突然の来客があたっとしても20〜30分も待ってもらえば焙煎し立てのコーヒーを楽しんでもらえますし、「Wake Up Home Coffee Roaster」から漂うローストされたコーヒーの良い香りで待ち時間もそう長くは感じられませんし、話し下手な方でもコーヒーの話題で時間を持たせる事ができます。
初心者からプロの方まで
そしてこの「Wake Up Home Coffee Roaster」は、釜の内部に設置された温度センサーが直接豆の温度をリアルタイムに計測してキッチリとした温度管理を行ってくれますので、同じ豆を使えば必ず同じ味に仕上げる事ができますし、プロの方であればアプリから細かくロースト温度や攪拌の回転数を指定する事もできますので、自分なりのアレンジを加えて酸味を強調させたり苦味を抑えたりと言ったローストが自在に行えます。
また初心者の方であれば、予め”ライトロースト”、”シナモンロースト”、”ミディアムロースト”、”ミディアムダークロースト”、ダークロースト”と5つのローストメニューから選んでローストできる様になっていますので、失敗がありませんし、基本設定から少し温度等をいじって自分の好みの味を探る事もできます。
また自分で作ったローストのレシピはもちろん保存しておけますし、友人とシェアすると言った事も簡単にできる様になっています。
シルバースキンは自動分離
そして焙煎時につきものの豆から剥がれた渋味やエグミの元となる薄皮(シルバースキン)は熱風に巻き上げられ、上部のポケットにたまり焙煎中の豆の中に戻らない構造になっていますので、焙煎した豆はそのまま振るいにかける事なくローストする事ができます。
また「Wake Up Home Coffee Roaster」そのものの洗浄も上部の蓋を取って掃除をするだけで良く、掃除も簡単に出来る様になっているのも魅力的な点です。
ただ豆の中央部分に挟まったチャフ(シルバースキン)は残念ながら他の焙煎機も同じですが、焙煎機レベルでは取り除く事はできませんので、別途スプーンで割ったりして取り去る必要があります。
またこの「Wake Up Home Coffee Roaster」ですが、日本で使うには1つ注意点があり、220V/60Hzで動く様になっているだけでなく消費電力も最大1500Wありますので、大容量のアップコバータを準備するか、単相200Vで電源が入っているご家庭であればキッチンのIH同様に分電盤にブレーカーを増やして200Vコンセントを増設してもらう事で使える様になりますのでご注意下さい。
https://www.kickstarter.com/projects/wake-up/wake-up-smart-home-coffee-roaster
この記事へのコメントはありません。