iPhoneの”メモ”アプリを使いノートやメモをカメラで撮影すると、紙の輪郭を自動で抽出してメモに取り込んでくれる機能がある事はご存じですか?
少し前までなら紙に書いたものをPCやスマートフォンに取り込もうとするとスキャナを使ったり、カメラで撮影し、映り込んだ不要なものを自分でトリミングして取り除いたりとたった1枚の紙を取り込むのにかなりの時間と手間を必要としました。
ところが今ではiPhoneのカメラで撮影するだけで自動で取り込んでくれるのですから、とても便利な時代になりましたよね。
ただこれらカメラで取り込んだデータはただの画像データで、そこから例えばメモに書いた文章を取り込んでワープロアプリ等で編集すると言う事は残念ながらできません。
ですが今回紹介する「Newyes」はそう言う事が意図も簡単にできてしまうのです。
リアルタイムにスマホやタブレットにデータ転送
この「Newyes」はBluetoothでスマートフォンやタブレットと通信する事のできる電子ペーパー(E-Ink タブレット)で、一般的な電子ペーパータブレット同様に専用のペンの他に、爪でタブレットの表面をなぞる事でも書く事ができるタブレットです。
しかもこの「Newyes」はBluetoothでタブレットに書き込んでいるデータをリアルタイムにスマートフォンに送信する機能を持っていますので、一般的な電子ペーパーは書いて消したらそれで終わりですが、この「Newyes」は1度書いたものは意図的に削除しない限り、永久的に残す事が可能です。
更にこの「Newyes」は、専用ノートや紙をタブレットの上に重ね合わせ、専用のボールペン(芯はボールペンの芯とスタイラスペンの芯を入れ替える事が可能)で「Newyes」の上に置いた紙にダイレクトに書く事でそのデータもリアルタイムにスマートフォン等へ送信されるのですが、
この「Newyes」のペン先には小型のカメラが内蔵されており、そのカメラでは描いた線の濃淡を1024段階に分解してデータ化しスマートフォンやタブレットに送られ濃淡を表現する事ができますので、絵画を描くと言う様な場合にもこの「Newyes」得意です。
プロセスもレコーディング
更にこの「Newyes」が記録するのはどこに線を描いたのか、文字を描いたのかと言うデータだけではありません。
何とその描いた順序、プロセスも同時に記録しますので、例えばパワーポイントのスライドを使った様な説明がこの「Newyes」ではできますし、アニメのキャラクターを描くと言った場合もその描いて行くプロセスを見せる事ができますので、イラストを描く勉強にも役立ちます。
41の言語を文字起こし
そしてこの「Newyes」の一番の目玉機能が文字起こし機能です。
この「Newyes」では何と手書きされた文字を文字起こし、つまりテキストデータに変換くれるのです。しかもその言語数は世界41の言語に対応していますので、例えば中国語の場合は日本語と同じ様に地方に行くと方言があり、方言が入ると音声認識が難しくなりますが、書き言葉は共通ですから音声認識できない場合は筆談で会話すると言う事がこの「Newyes」を持っている事でできるのです。
またもちろん、学生の方であれば板書した黒板のデータをテキストデータに変換できますので、試験前に自分で問題を作ったりする様な時に全てキーボードで入力すると言った手間も省けます。
またこの他にも取り込んだデータに音声データを追加できたり、文字のテキスト化が可能なので、キーワード検索で検索できたりと手書きなのに、デジタル化されたデータと同じ様に扱えたりととても便利なE-Inkタブレットですので、もし興味を持たれた方は、この他にも紹介しきれていない機能はこの他にもたくさんありますので、詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/newyes/newyes-the-coolest-paperless-and-digitized-noteboo
この記事へのコメントはありません。