最近では、フィルムカメラが再現するノスタルジックな世界がたまらないとフィルムカメラを始める方が増えています。
ただ昭和や平成初期の時代の様にフィルムを現像してプリントしてくれる様な写真店はもう殆ど街中には見かけないため、現像もプリントもネットを使うか、自宅プリントと言う事になります。
ただ自宅プリントは、カラー写真であれば自分の好みでトーンを調整したりする事はできますが、いかんせん機械が高価な上に、白黒写真用とカラー写真用とに引き伸ばし機は分けられていますので、デジタル写真の様にフィルターをかけて白黒写真に簡単に変換プリントする事はできず、白黒プリントとカラープリントの両方をやっってみたけば両者の引き伸ばし機が必要となります。
そこで今回は自宅で簡単に白黒でもカラープリントでも可能な引き伸ばし機「Intrepid Enlarger Kit」をご紹介致します。
白黒/カラー両方の印刷が可能
まずこの引き伸ばし機「Intrepid Enlarger Kit」の特徴は、LED光源に全てのコントラストフィルターを組み込む事で個別のフィルターを必要とせずコントローラーのダイヤル1つでコントラストの調整が可能になっている事です。
またカラーフィルムをプリントする際にはシアンマゼンダ、イエローのダイヤルを回してカラーバランスを変更でき、白黒とカラー、両方のプリントが出来るのです。
またプリントは従来の引き伸ばし機と同じで、イーゼルに印画紙をセットし、フォーカスを合わせ、テストプリントして露光時間を決定し印画紙を露光すると言う手順は同じですし、コントローラーも一般的なカラーの引き伸ばし機と同じに作ってありますので、既に写真のプリントを学生時代に部活動などでされておられた方なら迷う事なく扱う事ができます。
フィルムスキャナ
次に照射レンズ部分と光源とを分離し、三脚にデジタルカメラをセットし、光源にセットしたフィルムをカメラの方へ向ければフィルムをデジタルデータとして取り込むフィルムスキャナのアダプタとしてもこの「Intrepid Enlarger Kit」は使えます。
ただ自動的にフィルムを置くってデジカメで撮影してと、言う様なそこまで便利な機能はなくあくまでもマニュアルでの取込みなので大量のネガをデジタル化すると言う様な作業には向いていませんが、この1枚だけをPCに取り込んで加工したいと言う様な際にフィルムスキャナがなくても取り込めるのですから便利です。
好みのレンズが使用可能
またこの「Intrepid Enlarger Kit」には光源にフィルムアダプタ(35mmフィルム用と120ネガセットには6×6、6×4.5、6×7、6×9サイズ用)しか付属しておらず肝心のネガを印画紙に投影する為のレンズは付属しておりません。
ですが反対に考えればレンズが付属していないと言う事は好みのレンズが使えると言う事で、ニコン、ローデンストック、シュナイダーと自分に合ったレンズを探してみて下さい。
なお35mmフィルムの場合は、レンズフォーカースは50mm、120サイズですとレンズフォーカス70〜90mmのレンズとなります。また、引き延ばしサイズは5×7から最大11×14となりますので、もし自宅で押し入れプリントなんて事をやってみたい、引き伸ばし機を探しているけれど中古でも何十万とするので躊躇していると言う方で興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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