最近ではより高速に書き換える事が出来る様になったE-Inkディスプレイもありますが、まだまだLCDディスプレイの代わりとして使えるレベルには達してはいませんが、表示内容を変える時のみ電力を消費すると言うE-Inkディスプレイの省電力さは魅力的です。
そのため、画面の切替が多少ギクシャクしても構わないと言う方用にE-Inkディスプレイを使ったタブレットなどの製品がありますが、実際に使ってみてやはりカクカクと画面が切り替わるのは見辛いのでどうしようかと思っておられる方も多いかと思います。
そこで今回は、E-InkとLCDの2枚のディスプレイを組み合わせたデュアルディスプレイ使用のAndroidタブレット「OKPad」をご紹介致します。
感圧式E-Inkディスプレイ
今回紹介するAndroidタブレット「OKPad」では、8.9インチのLCDと7.8インチのE-Inkディスプレイ2枚で構成されており、このうちE-Inkディスプレイに至っては、4096段階の感圧式のタッチディスプレイとなっており、手書きで文字を書くのはもちろんペンタブと同じ様にイラストを描いたりと言った用途にも使えますし、手書きのスピードですとE-Inkディスプレイの書換の遅さもはっきりと体感できる程には遅くありませんので、E-Inkディスプレイを手書き入力用に利用すると言うのはまさにピッタリだと言えます。
しかも付属のペンであれば、ペンの頭に消しゴム機能が搭載されていますので、消しゴム機能を呼び出して消すと言う手間がありませんので、作業もスムーズに行えます。
そしてE-Inkディスプレイは手書き入力以外に、普通のディスプレイとして表示する事も出来ますので、例えば電子書籍用のアプリを使って本を表示させて読むだとか、ブラウザを使ってWebページを見たりと言った用途などにも使えます。
タッチパネル8.9インチLCD
次に8.9インチのLCDの方ですが、こちらは感圧式ではなく普通のタッチパネルとなっており、Android用のアプリを使用する事が出来る様になっています。
そしてまた、2枚のディスプレイは実は独立して動いており、Inkアプリと言う専用のアプリに目的のアプリをドラッグ&ドロップする事で本来ならE-Inkディスプレイに表示させると画面の書換が早すぎて見る事ができない様なアプリもE-Inkディスプレイに表示することができ使える様になっています。
ON/OFFを個別に切替
そしてこの「OKPad」ではバッテリー消費を節約する為にそれぞれのモニターのON/OFFが行える様になっており、例えばLCD側のディスプレイを使っていない場合はLCDディスプレイをOFFにして節電する事が出来ますし、E-Ink側もLCDに比べると消費電力は低いため消す必要はないかもしれませんが、それぞれ個別でON/OFFが行える様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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