カメラのオート機能は本当に便利なのですが、特に同じ条件で撮影したいと言った場合に困るのがオート撮影モードです。
カメラでの測光は被写体に当たって跳ね返って来た光を分析していますので光の辺りぐらい、アングルで意図も簡単に変わって来ますので、連続性のある写真はもちろん、動画を撮影する前にもしっかりと測光しないと同じ条件での撮影は難しく、少しずつ変わってしまうと今度は編集段階で編集できるとはいえ、画質は確実に悪くなりますので、出来れば元の画像や動画は編集せずに元の画質を保ったまま保存して利用したいものです。
そこで必須なのが露出計で、露出計は被写体に当たる光を直接測光する事でシャッタースピード、ISO値、露出値と言った3つの撮影に必要な情報をカメラに設定する事で同じ条件で撮影する事が可能となります。
そこで今回は色温度の計測機能もついた露出計「Light Meter LM1」をご紹介致します。
片手で操作しやすいスティック型スイッチ
まずこの露出計「Light Meter LM1」の特徴として、コンパクトさが挙げられます。
露出計としては異例のコンパクトさで44mm×90mm×15mmと言うサイズとフォルムはiPodを連想させ、円形のボタンはジョグダイヤルではなくスティック型4ボタンスイッチなのですが、片手で操作する事ができますので、片手でカメラを手に持ちながらもう片手で測光できると言うのが、両手で操作するのが基本になっている露出計にあってこの「Light Meter LM1」の便利なポイントの1つです。
そしてボディーもジュラルミンを切り出しており、樹脂製ケースで屋外で使っていると紫外線でケースの樹脂が劣化し、ある日誤って手からポロッと地面に落としてしまってバリバリに割れてしまうのとは違い、落とせば塗装が剥げたりはありますがケースが分けて使い物にならなくなると言う様な事はなく、ある意味一生使える相棒です。
色温度表示
そして照度計として機能はスタンダードに、シャッタースピード、ISO、絞り値(F値は1/3段ずつ変化)の3つをそれぞれの値を変える毎に計算して表示します。
そしてこの「Light Meter LM1」には色温度を計測・表示する機能があり、特にライトにフィルターを使われる方、複数の照明を使って撮影する様な場合は色温度を合わせる方には重要な機能です。
と言いますのも、光の色を表す数値は”色温度”としてK(ケルビン値)で表され、白熱電球は3000K、蛍光灯の白色は4200K、太陽光や昼白色は5000K、昼光色は6500Kと数値化されて表現できます。
そしてこの色温度を適切にセットしなければ出来上がった写真は同じ被写体を撮影しているのに、同じ色が同じ色に見えずバラバラになりますのでそう言った基礎となる色温度を計測できる露出計はとても有難いのです。
ラインナップ
また「Light Meter LM1」は機能的には1種類のみでカラーバリエーションがアルマイト仕上げのサテンメタリックグリーン、ハイグロススレートグレー、サテンメタリックシルバーの3色がラインナップされていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/negativesupply/negative-supply-light-meter-lm1
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