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超破格値!!造形ボリューム277×156×300mm、6K解像度なSLAプリンター「ELEGOO Jupiter」

造形ボリューム277×156×300mm、つまりA5サイズの紙を30cm積み上げたサイズの造形が可能なSLAプリンターってどれくらいの価格になるか想像できますか?

これが5年も前なら余裕で100万円近くはしましたし、1年前でも20〜30万はしたでしょう、そんなSLAプリンターが10万円を切るって驚き以外の何者でもありませんが、今回紹介するSLAプリンター「ELEGOO Jupiter」はマジで安いんです。

そして安いだけではなく解像度も高く、フィギュアや5重の塔の様な複雑な形状をした建築物の模型を製作するのにも向いています。


12.8インチ液晶+COB LED


では何故、このSLAプリンター「ELEGOO Jupiter」は10万円を切る価格で造形ボリューム277×156×300mmと言うスペックを実現できたのでしょうか?
それには光源である照明が大きく関与しています。
SLAプリンターはレジンと言う紫外線を当てる事で硬化する液体樹脂を材料に用いており、SLAプリンターが登場した頃はレーザーモジュールを使い、レーザー光源を動かして樹脂に紫外線レーザーを当てて硬化させていました。
その後、LCD-SLAと言う液晶モニターに造形物のスライス映像を映し出し、バックライトとして用いられている紫外線を映し出された映像が通す事で面で硬化させて樹脂を積み上げて行く方式が編み出された事で価格は劇的に下がりました。

ただ現在もLCD-SLAプリンターでは8インチ以下のLCDを使っているのが普通です。それはLCDは大きな液晶モニターを利用すればいくらでも大型化できますが、光源である紫外線を均一にLCD-SLAパネルに照射して造形ムラを無くすと言う事の方が大変難しく、光源の設計がネックで大型化するのが無理でした。

ですがこの「ELEGOO Jupiter」ではCOB-LEDと言う、普通LEDは1つの光源の上に光を拡散させるレンズを被せ、それを並べて光源にしていますが、それだと光源の中心部分が1番明るく離れるほど暗いなります。
一方COB-LEDは基板上に光源を一定間隔で配置した上で樹脂で封入していますので面で均一に発光させる事ができる事で12.8インチと言うiPad Pro同等の大きさの液晶ディスプレイを使って高精細な造形物を創造する事ができます。


エコなレジンの自動供給機能


ただ造形ボリューム277×156×300mmから容器の中には大量のレジンを投入しておく必要性がある事が容易に想像できますが、逆に造形後に無駄に捨てるレジンの量もハンパなく造形サイズが大きくなればなる程、コストがかかるのがSLAプリンターの宿命です。

そこでこの「ELEGOO Jupiter」では浅い容器を使う事で一度に投入するレジンの量を少なくして廃棄レジンを減らすと共にレジンボトルを直接セットして、消費した分だけ供給すると言うシステムを組む事で破棄するレジンを大幅に減らしコストパフォーマンスを改善してエコにも務めています。

またSLAプリンターもFDMプリンターと同様に造形に伴う樹脂の臭いが問題になりますが、それもこの「ELEGOO Jupiter」では装置の大型化を利用して大型の空気清浄機を設置する事で3Dプリンター外への悪臭の漏れも防止しています。


CHITUBOX Pro


またこの「ELEGOO Jupiter」の解像度はXYは51μm、Z軸は1.25μmと非常に高精細な造形が可能です。
ただ3Dデータを3Dプリンターのスペックに合わせてマシンを制御するデータに変換するのはアプリなのですが、このアプリによっても実際には大きく造形精度が左右される他、スピードも大きく影響されます。
と言ってもLCD-SLAプリンターなのでMRIの様なスライスされた画像を作るだけなのですが、それでも造形物を支える為のサポート等は、自分でデータに落とし込むかアプリで自動的に挿入する必要があるのですが、このサポートでうまく補強を入れないとSLAプリンタと言えども造形中に歪んで来たりして失敗に繋がります。

そこでこの「ELEGOO Jupiter」では$169/年のコストがかかるCADソフト”CHITUBOX Pro”のライセンスを1年分含んでおり、初心者の方でも安全により簡単に造形データが作れる様配慮されていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/elegooofficial/elegoo-jupiter-128-6k-mono-msla-3d-printer

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