昔は飛行機に乗って海外へ出かけた時、バゲージクレームで預けた荷物が出て来るかどうかドキドキして待ったものですが、今では殆どそんなロストバゲッジしてしまう様な事はアメリカやヨーロッパと言った設備の整った空港のある国へ旅行するのであれば全く心配する必要はありません。
何故なら預け入れ荷物にはバーコードが取付られると同時に荷物はしっかりと管理され、荷物が移動させられる度にバーコードはスキャンされどこへ送られるのが逐次トラッキングされているからです。
ただ問題は、そう言うシステムのない空港で乗り換える時です。バゲージクレームで受け取って再度、自分でチェックインして荷物を預けるのであればまだミスは少ないのですが、そのまま空港職員によって乗り継ぎの飛行機に乗せ替えられる様な時に限ってバゲッジロストしたりする事が稀ではありますが、未だにあるからです。
そこで今回はトラッキング機能を持ったキャリーケース「Skytrek」をご紹介致します。
年間たった$9でキャリーケースをリアルタイム・トラッキング
さてこの「Skytrek」には3G+GPRS(GSM)+WiFiで通信できるモジュールを搭載しており、世界中どこにいても居場所を探知する事ができる様になっています。
今では5Gサービスが始まろうとしていますが、世界中ではまだ4G(LTE)の通信サービスが開始されていない国々も多く、それ以前の3Gや、メールやSMS通信くらいにしか向かない通信スピードの遅いGPRSしかサービスしていない国々や地域もまだまだ多く、この「Skytrek」の3GとGPRSサポートと言うのは賢明です。
またWiFiは、空港は発展途上国に行っても無料WiFiだけでは整備されていると言う国も少なくありませんので、ほぼどの様な国に行ってもこの「Skytrek」なら通信する事ができますし、飛行機に乗った時も座席とキャビンの中の位置関係にもよりますが、WiFiで接続されれば飛行中であっても荷物の場所を確認できますので安心です。
また利用料は年間$9と手軽にサービスを利用できる価格設定がなされているのも嬉しい所で、「Skytrek」には脱着式のニッケル水素電池を使ったモバイルバッテリーを内蔵する事ができるのですが、もしこのバッテリーがなくても最大3日間は「Skytrek」に電気を供給可能な予備バッテリーを「Skytrek」内に内蔵していますので、ロストバゲッジしてすぐにはキャリーケースの場所が分からなくても絶対探し出す事ができる様になっています。
ロックの施錠と解錠は指紋とスマホ
そして時代の流れか「Skytrek」のロックには数字を合わせて解錠するダイヤルロックの他に指紋認証モジュールが内蔵されており、万が一予備バッテリーが切れてしまっても解錠できる様になっているのが特徴です。
ただ予備バッテリーは基本、脱着式のバッテリーをセットすると自動的にフル充電されフル充電された状態を維持しますので、バッテリーが切れてロックを解除できないと言う事はないでしょう。
またスマートフォンに専用のSkytrekアプリを入れておけば、スマートフォンの指紋認証や顔認証でも解錠できる様になっています。
2つのフロントポケット
そしてこの「Skytrek」には2つのキャリーケース内部からはアクセスできない完全に独立したクッション性の高いフロントポケットが装備されています。
このうち20インチサイズの”CABIN”の下段のポケットには最大13インチのノートPCを収納しておく事ができる他、26インチサイズの”CHECK-IN”の下段は14インチサイズのノートPC、上段は最大13インチのノートPCが収納できる等大容量で12インチのiPad Proを収納しておく事もでき、空港で待ち時間にノートPCを出してまで仕事をしなければならない様な方にはキャリーケースを開けなくても取り出せるので便利です。
可動式のコンパートメントにハンガーラックも内蔵
そして「Skytrek」の収納力ですが、どちらにもハンガーラックが装備されており、26インチサイズの”CHECK-IN”の方はスーツを折らなくてもそのまま吊して収納できる能力を持っています。
また蓋側には可動式の仕切りを装備したコンパートメントがあり、小物やポーチを分けて収納するのに便利ですし、この可動式のコンパートメントを覆うカバーにも荷物を収納する事ができるポケットを装備するなどトラッキングや解錠以外にも収納性能も高いキャリーケースとなっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/skytrek/skytrek-the-best-smart-luggage-in-the-world
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