AirPods Proの様なカナル型と呼ばれる耳の穴の中に差し込むタイプのイヤホンは完全に耳を塞いでしまいますので、周囲の雑音を低減すると言う効果がある他、イヤホンにノイズキャンセリング機能が搭載されていると、街中の雑踏の中でも自室にいるかの様な静かな環境で楽曲を楽しむ事ができます。
ただその一方で耳の中が常に湿っぽい方は密閉する事で更に耳の中は湿っぽくなり、高温多湿と言う雑菌の繁殖に最適な環境を与える事で雑菌が繁殖してしまって外耳炎を起こしてしまうと言う危険をはらんでいますし、炎症を起こしてしまうとどうしてもヒスタミンが分泌されて痒くなり、耳かきをし過ぎて症状を悪化したりと言う事も有り得ます。
そこで耳の中の湿っぽさが気になる方やネコミミ(湿性耳垢)な方にもオススメなイヤードライヤー「DearBuds」を今回はご紹介致します。
なるほど、だけど画期的
今回紹介する「DearBuds」の原理はドライヤーと同じで、耳の穴の中に温風を吹き込む事で耳の中を乾燥させます。
ただその熱源になっているのがヒーター線ではなくLEDと言うのが目の付け所が素晴らしい所で、ヒーター線ですと温風の温度は高くなり火傷の危険性がある他、ワイヤレスイヤホン大のこのサイズでヒーター線を加熱し耳を乾燥させるだけのバッテリーを内蔵するのはさすがに無理があります。
ですがLEDでしたら消費電力は少なく光を出すと同時に熱も発生させますので、そのLEDが発光する事で作り出す熱を超小型のファンによってイヤホン型のドライヤーで耳の中に送り込み、そして波形に整形されたイヤーパットの隙間から排気させる事で空気の循環を作り出し、プールで泳いで水で湿った耳の中もわずか20分足らずで湿度60%以下の乾燥した状態へと持って行くのがこの「DearBuds」です。
リアルタイムに湿度をモニタリング
またこの「DearBuds」はただ単に耳の中に温風を送り込むだけではありません。
「DearBuds」の中には温湿度センサーが内蔵されており常に耳の中の湿度をチェックしており、温風も過度に加熱されない様にリアルタイムでチェックされ適切な温度の温風が出る様になっているほか、耳の中の湿度はイヤホンケースでリアルタイムで左右別々にチェックする事ができますし、たった3分で最適なレベルの湿度、60%以下になる様になっていますので使い勝手も上々です。
そしてみなさんに知っていてもらいたいのはカナル型のAirPods Proや耳をすっぽり覆うオーバーヘッド型のイヤホンでは20分も使用すると耳の中の湿度は90%以上になる他、以外と隙間のあるインナーイヤー型のAirPods2でも90%以上にまで湿度は上がるので、外耳炎をよく起こすと言う方はイヤホンの使用時間を決めて使用するか、この「DearBuds」を利用して決まった時間でイヤホンを外して乾燥させた方が後々の事も考えるとベストだと言う事です。
割と静かだけど….
そしてこの「DearBuds」は耳の側でファンが回りますのでモーターの回転音が発生するのは致し方ありませんが、ブラシレスモーターなためその動作音は約30dBと静かです。
ただこの30dBはこの「DearBuds」そのものの動作音で、耳の中に吹き込むゴォ〜っと言う風切り音は別で装着中の会話はほぼ無理でしょう。
また「DearBuds」には3つのモードがありSoftは常に耳の中が湿っている方が、耳の中がジュクジュクして嫌という時に利用するモードで、Normalはイヤホンを使った後、Strongはプールに入ったり、シャワーを使って耳の中に水が入ってしまった時に使うモードが用意されていますので、耳の湿っぽさが気になっている方で興味を持たれた方は詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/linkface/dearbuds-ear-dehumidification-device
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