みなさんは植物を植えるだけで点灯する照明があるよと言われた信じますか?
確かに世の中には海水(塩水)を入れると発電を行うと言ったバッテリーやLEDランタンなどの商品があり、全くのウソではないかもしれませんが、海水を使った電池は化学反応を使って発電していますので、科学反応が終われば発電は終わってしまいますので、電極や海水などをそっくり入替なくてはいけませんし、海水電池を使った照明では長くても7〜10日程度しかLEDを点灯させる事しか出来ません。
ですが今回紹介する「Planto」はおよそ1年程度はモジュールを交換せずとも発電し続ける事ができ、コスパが良く災害時などにも非常に有効なLED照明になります。
HydroVoltC ore

では何故この「Planto」は植物と水を入れるだけで発電する事が出来るのでしょうか?
それは水流発電と言う新しい発電原理を利用しているからです。
この「Planto」ではアルミニウムとグラフェンを電極に使用しているのですが、グラフェンと言うのは炭素原子が蜂の巣状に並んだ素材で、ダイヤモンド並に硬いと言う性質や電気を通し易い、電気を流すと発熱したり伸縮したりと様々な性質を持つため、今では発熱素材やスピーカーのコーンとして利用されたり、衣服に使われていたりと非常に幅広い製品に使われています。
そしてこのグラフェンにはグラフェン上を水が流れる、水が移動すると電気が発生すると言う発電現象があり、この「Planto」で使われている発電ポットではこの原理を利用しています。
では何故植物が必要なのかと言えば水流を作る為で、水を注いだ直後が対流などが起こり発電が行われますが、次第に水流が落ち着いて静止してしまうと発電が行われなくなります。そこで植物を植える事で、植物が根から水分を吸収する際に水には対流が生まれ発電されるという作用を利用しています。

そしてこの発電のコアとなるHydroVolt CoreはKickstarterでのキャンペーンを通じて出資した場合、コアを生涯無料で提供されると言うとてもお得な特典がついています。
フルカラーLED照明

次に海水を使って発電を行うバッテリーを使った照明の場合、たいていLED懐中電灯やランタンなどの実用的なものとして製品化されていますので白色、電球色、昼光色と言ったバリエーションしかありません。
ですがこの「Planto」ではフルカラーLED照明を内蔵させており、グラデーション点灯させる事はもちろんのこと、簡単なタッチ操作やスマートフォンからの操作で色や明るさなどを変更する事が出来ますので、部屋を演出する為のムード照明的な使い方をする事も出来ます。
そしてまたバッテリーや電源は不要なうえ、持ち手付きのプランターの様なものですので、どこででも使用できキャンプなどに持って行くと言う事も出来ます。
植物育成を楽しめる

そしてこの「Planto」に使われているLED照明はフルスペクトル照明と言って太陽光に近い光を出す事が出来るため、普通の室内照明では無理な植物を育てる為の光源としても利用する事ができます。
そのため既に咲いている花などを飾るのも良いのですが、種から植え、花が咲いたり、実がなったりと言った所まで育てて、植物が育って行く過程を見守りつつ楽しむと言った事も出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/planto/planto-the-worlds-first-water-powered-smart-lamp















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