番線と言うのは針金の事で、木と木、金属の棒と金属の棒と言った様な釘を打ち付けて固定できない様な素材を固定したり仮組みしたりする際に用いられます。
そしてこの番線の結び方と言うのは結び目に輪を作る、その輪の中に専用の工具でしたら”シノ”の先を突っ込んだり、ペンチの先を突っ込んで回す事で番線はよりきつく締まって行くのですが、クルクルと回して締め込めば締め込むほど締め込んだ場所の針金は金属疲労を起こして弱くなって行きますし、何より結び目が尖っており、そのままにしておけば引っかけてケガをすると言った事も考えられます。
そこで今回は非常にシンプルに針金を頑丈に締める事ができるマルチビット型ドライバー「Syinno」をご紹介致します。
え？こんなに簡単な操作で締まっているの！？
さて今回紹介するマルチビット型ドライバー「Syinno」は針金の締め込みが可能で、2つの素材を1本の針金によって強固に解ける事なく締め上げられると言うのがこの「Syinno」に対して1番魅力を感じる事でそのやり方も非常に簡単なのです。
まず1本の針金でホースが外れない様に締め込むのであれば、番線の様に二つ折りにし、ホースに巻き付け、残った両端の針金をその輪っかの内側に通します。
そしてドライバーの柄から円柱形のパーツを取り出し、この円柱形のパーツをT型に組んだ後にドライバーの柄の穴に通します。
そして先が二股になっているビットをセットした状態で、ビットの線端を二つ折りにした針金の線端部分に引っかけ、残った針金を引っ張りながらT型になっているハンドルの溝に差し込み、針金がピンと張るまでハンドルを回転させて針金を締め込んで行きます。
ここであまり針金に弛みがなければ針金を巻いて来た方向とは逆方向にドライバーを倒す、たったこの動作だけで針金はグルグルと”シノ”で巻き上げたのと変わらないくらい締め上げる事ができます。
更に仕上がりを見てもらうとこれで緩んで外れないの？と思えるかもしれませんが、非常に結び目もシンプルで内側に折り込まれた線端では服を引っかける様な事もなく、また外す際も少し飛び出た線端をペンチで挟んで持ち上げるだけで簡単に針金を外す事ができます。
パワーの出せるT型ドライバーに
次にビットドライバーとして見た場合、ビット型ドライバーの柄と言うのはケースへの収納性の事も考えてあまり太くはなく、ドライバーを握ろうと思っても直径が細くてしっかりと手に握る事ができず硬く締まったネジを外したり、きつくネジを締め込むと言う事がパワーが出せずに出来ません。
一方この「Syinno」は番線の結束に使ったパーツとドライバー本体をT型に組む事でT型ドライバーにする事ができ、この形状はテコの原理で非常に力を入れやすく硬く締まったネジも簡単に外す事ができますし、硬い木にタッピングを打ち込むと言った作業もこのドライバーなら楽に出来ます。
48種類のビットが付属
そしてまた、この「Syinno」には48種類のビットが収納ケースと共に付属しており、スマートフォンの分解から日曜大工まで幅広く使えるビットが付属しています。
具体的にどの様な種類のビットが付属してるかは下記URLに掲載されているレビュー等を見て頂くと分かりますので、詳細を含めてご確認ください。
https://www.kickstarter.com/projects/syinno/syinno-worlds-first-wire-binding-screwdriver
この記事へのコメントはありません。