VRゴーグルとARグラスの違いはVRゴーグルは完全な仮想空間の没入してしまいますが、ARグラスは今見てる目の前の風景の中に映像を投影しますので、言うなれば目の前にずっとスマートフォンの画面がある様な状態を作り出します。
しかもARグラスのほとんどはVRグラスの様なコントローラーは持たず、ただのディスプレイとも言えなくはありませんが、ヘッドアップディスプレイの様にその時に必要な情報を表示する事ですぐに知りたい情報にアクセスする事ができます。
そこで今回はスポーツに特化したARグラス「QIDI Vida」をご紹介致します。
ナビゲーション
まずこのARグラス「QIDI Vida」には目の前に映し出される100インチのモニターに実際に進む道と分岐までの距離、そして交差点や側道だけを簡潔に表示させる事で安全に迷う事なく目的地まで誘導してくれる分かり易いナビゲーション機能が搭載されています。
更にこの「QIDI Vida」にはGPSが搭載されており、この「QIDI Vida」単体でナビが行えるだけでなく、セルラータイプは基地局からの電波で位置補正を行う事でセンチ単位の位置補正を行ってくれますので、曇っていてもGPSの様な何メートルもズレたりする事がないため、迷わずに目的地までたどり着く事ができます。(WiFiタイプはGPSの位置精度に左右されるのでメートル単位での位置制御になります)
そしてまたこのARグラスには加速度センサーやジャイロセンサー、コンパスの他に心拍、SpO₂、明るさ、紫外線、気圧、気温、湿度センサーと言ったセンサーが搭載されており、運動の管理、健康の管理も同時に行ってくれ、サイクリングの場合はANT+対応しており、自転車に取り付けられたケイデンスなどの情報を心拍などの情報と共にディスプレイ上に表示してくれます。
更にセルラータイプはこのARグラス単体で通話が行えるだけでなくLINEなどの通知を表示したり、LINEを使った通話などもサポートしていますので、スマートフォンを持たずにこのARグラスだけをけをかけてランニングなどに行く事も可能になっていますし、WiFi版はWiFi版でスマートフォンの通知などを表示できる様になっていますし、この「QIDI Vida」には独自の通信機能で「QIDI Vida」を通してハンズフリーで仲間と通話できるほか、骨伝導イヤホンとノイズキャンセラーによって高速で走行中の風切り音なども気にせずにクリアに通話が可能です。
ゴルフナビゲーション
次にこのARグラスにはカメラが内蔵されており、例えばゴルフであれば何とグリーンの芝目を読んでくれるだけでなく、スタンスを取った際に実際にどの方向に打てば良いのかをクラブに重ね合わせて方向を指示してくれると言ったナビゲーション機能も備えています。
そしてまたカメラを利用した機能としてスポーツとは関係ありませんが、目の前に見えている草木などをボイスコマンドで認識させ検索すると言った機能などもありますので、キノコ狩りに出かけた際に毒茸と食べられるキノコを見分ける際に使っても良いかもしれません。
更にレストランなどでは外国語で書かれたメニューをカメラで撮影し日本語に訳してオーバーラップして投影すると言った機能も持っていますので、海外旅行でメニューが読めず思ってもみないものが出て来て驚くと言った様な事もありません。
またこの他にはプロンプターとして使ったり、自宅では一般的なARグラスの様に動画を目の前に表示させて映画鑑賞を行ったりと言った用途にも利用できます。
シチュエーションに合わせたオプションレンズが多彩
そしてこの「QIDI Vida」には屋外でのスポーツで使用する事を前提として、晴れの日、曇りの日、夜間などシチュエーションに合わせて可視光線の透過率を変えたレンズだけでなくレンズカラーも豊富にラインアップされていますし、ARグラスを落とさない様に固定する為のオシャレなストラップなどもオプションで用意されていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/109560964/qidi-vida-smart-ar-glasses-for-sports
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