よく赤ワインは常温、白ワインは冷やしてと言う事がよく言われますが、この赤ワインの常温と言うのは実は何度でも良い訳ではありません。
赤ワインの飲み頃温度と言うのは20℃以下で、実際に酒店にワインを買いに行くと高価な赤ワインは温度管理されたワインセラーに保管されていたりする事からも分かる通り、決して室温25度や屋外で30度も気温がある場所でそのまま放置して良いものではないのです。
そこで、今回は冷蔵庫で適温に冷やしたワインを注ぎ、飲み頃温度をキープしたままBBQ等に持って行く事のできるワインボトル「CARIVINO」をご紹介致します。
味にも拘りを見せるセラミックコーティング
さて、この「CARIVINO」はフルボトルワインを1本丸々注ぎ入れる事のできる保温ボトルなのですが、普通の保温ボトルは外側のケースの中に一回り小さいカップを入れ、その隙間の空気を抜き保温効果を高める2層構造が一般的なのですが、更にそれよりも小さなカップを入れれて2層の真空断熱層から成る3層構造になっている為、当然のことながら2層構造の真空ボトルと比較しても圧倒的な保温効果を持っています。
ですから自宅において冷蔵庫で冷やしておいたワインをこの「CARIVINO」に注いで、BBQなりビーチに行って昼食にちょっとワインを嗜むと言う様な事も、温度が上がらないこの「CARIVINO」なら可能で、ボトル1本分の荷物と、処分の手間が省けます。
更にこのボトル、普通なら保温ボトルはステンレスで作られるのが普通ですが、この「CARIVINO」は金属との接触により化学変化でワインの味が変わってしまう事を防ぐ為に、何とワインと直接触れる際内側のカップはセラミックコーティングを施してあります。
驚きのinグラス
そしてこの「CARIVINO」の工夫はそれだけには留まりません。
何と底の蓋を取ると、その中からはグラスが2個とコルク抜きが出て来るからです。
つまりこの「CARIVINO」を1本持って行けば、二人っきりならワインクーラーもグラスもコルク抜きも持って行く必要がないのです。
そして、それだけでも驚きなのに何とマグネット脱着式のグラスの足まで付属しており、本当のワイングラスになるのです。
エアレーションでより美味しく
更にこの「CARIVINO」は赤ワインをより美味しくする為のエアレーターを注ぎ口に内臓しています。
このエアレーターと言うのは注ぐワインに空気を混入させる為の装置で、エアレーションを行う事で、熟成期間の短いワインはより味がまろやかになります。
と言いますのも、ワインにはボリフェノールが含まれているのはみなさんご存じだと思います。
そしてこのポリフェノール類の一種であるタンニンが赤ワインの渋味となっているのですが、このタンニンは酸素と結合して澱となって底に沈殿するので、味がまろやかになるのですが、過度に酸化が進みと酸味を生み出します。
ですからコルクを開けたワインを長期間放置すると酸っぱくなると言うのは酸化が原因なのですが、それを飲む直前に行うと適度な酸化具合でまろやかさ、芳醇さだけが際立つのです。
それにこれならお友達の家に食事に呼ばれた時に安いワインを持って行っても元々のボトルはありませんし、味は熟成されたちょっとお高めのワインの様になっていますので、良いのではないでしょうか?
なお詳細につきましては、下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/406103156/carivino-the-only-insulated-wine-bottle-with-glass
この記事へのコメントはありません。