キーボードをコンパクト化する際に従来は、キーそのものの大きさを小さくするか、キーとキーの間隔を狭めたり、使い勝手よりもコンパクト化を優先してキー配置を変更したりと様々な方法が取られて来ましたが、キーボードを小さくすると言う事は結果的に使い勝手を悪くし、簡易的、一時的な入力には使えますが、長文を入力とすると言った様な作業には向いていません。
ですが今回紹介するキーボード「AM Compact Touch」は、CherryMX等のゲーミングキーを採用しつつある方法にてコンパクト化に成功したある意味、キーボードのイノベーションとも言えるキーボードになります。
消えた8つのキーの行方は
今回紹介するキーボード「AM Compact Touch」からは”Page UP”、”Page Down”、”Home”、”End”、そして4つのカーソルキーの合計8つのキーが排除されキー1つ分のサイズだけコンパクト化されて標準サイズのゲーミングキーを使いながら横幅は約300mmと12.9インチのiPad Proを横向きにして置いた時とほぼピッタリなサイズ感のキーボードに仕上がっています。
そして排除されたキーですが、”Page UP”、”Page Down”、”Home”、”End”あたりの4つのキーははっきり言って何の為のキーなのか知らない、使った事は一度もないと言う方もおられるくらい使用頻度の低いキーなのでなくても構わないかもしれませんが、カーソルキーは何かにつけ使用するキーなので困ります。
そこでこのキーボード「AM Compact Touch」では何とキーボードの手前、側面にトラックパット(タッチパット)を設置し、トラックパットに触れる指の動き(左から右に指を動かせば右のカーソルキーを押した事に、下から上に動かすと上のカーソルキーを押した事に)でカーソルキーを押す操作を再現する事でカーソルキーの代わりを果たしています。
またトラックパットに指先を触れて動かして話せばカーソルキーを押した事になりますが、指を動かした後にトラックパットから離さなければスクロールする様になっています。
キーを叩いた際のショックの吸収率を変える事ができるリーフスプリングマウント
そしてこのキーボード「AM Compact Touch」には従来のキーボードには採用されていなかった”リーフスプリングマウント”と言う新たな機能がもう1つ装備されています。
この”リーフスプリングマウント”はキーを叩いた際にスプリングが沈む事で指に跳ね返る衝撃を和らげる効果と、キーを叩いた時の衝撃がキーボードのケースに伝わりガチャガチャとノイズを発生させるのを防止しています。
更にこの”リーフスプリングマウント”は衝撃を吸収するだけでなく2段階に調整できると言うのが従来の静音キーボードと大きく違う所で、キーの跳ね返りを感じたいと言う方は”Hard”を選択する事でよりキーを叩いた時の反発を指先で感じられる様になっています。
バリエーション豊富なキーボード
そしてこのキーボード「AM Compact Touch」はバリエーションが非常に豊富で、”Future”、”Night Drive”、”8-bit”、”Hard Candy”と言うカラーリングがラインアップされている他、フルカラーバックライトを搭載した”Laser”はキーボードの側面手前の左右の端にテスラのサイバートラックにインスパイアされたLEDヘッドライトが内蔵されており、”Mech Love”と名付けられたキーボードは”Love Death + Robots”に登場するロボット”XBOT-4000”インスパイアされた同じ目の形のLED照明がキーボードの左右手前に内蔵されていますので、デザインを含めて詳細は下記URLでご確認ください。
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