レーザー彫刻機は、みなさんが昔、虫眼鏡で太陽の光を集め黒い紙を焦がす実験をした時の様に、レーザーの非常に強力な光によって素材を溶かしたり、焦がしたりする事で線を掘って行くと言うマシンになります。
ですからレーザー彫刻機を持っていると、子どもさんの名前を持ち物に名前を書かなければならないと言った場合に、レーザー彫刻機を使えば非常にスピーディーに名前を彫る事が出来るだけでなく、擦ったり洗ったりしても消えないと言うメリットがあります。
更に昔なら業者に依頼しなければ出来なかったオリジナルのアクリルキーホルダーを作ったりと言う様な事も出来ますし、プレゼントにイラストや名前、記念日などを彫刻したりと言う事も自宅で出来るので、1台あると何かと便利です。
そこで今回は、自走する事で長尺な素材にレーザー彫刻が可能な「Spider X1 Engraver&Cutter」をご紹介致します。
平らな場所があればより大きな素材を分割せずに彫刻可能
今回初回するレーザー彫刻機のポイントは自走すると言う所です。
3Dプリンターでも同様ですが加工できる素材の大きさと言うのはフレームの大きさに左右され、より大きな素材を加工しようと思えばより大きなフレームを持つ加工機を選択しなければいけません。
となると設置する為のスペース、収納する為のスペースも加工機に見合った大きさの場所が必要になって来ますので、場所がボトルネックとなって来ます。
一方で今回紹介する「Spider X1 Engraver&Cutter」の様な自走するタイプのレーザー彫刻機は、加工する際に素材を置くための平らな場所さえあれば、床の上ででも自走させてレーザー彫刻が出来ますし、収納する際にもそれ程大きなスペースが必要と言う訳ではないので、場所が確保できない方にはピッタリです。
そしてこの「Spider X1 Engraver&Cutter」はレールの延長ができるのも大きなポイントで狭い場所ではレールを短くすれば障害物に当たらずにレーザー彫刻できますし、大きな素材はレールを伸ばせば最大800mm×2000mmまでの素材に対応できます。
平らな場所がない時はレールで対応
次にもし、平らで「Spider X1 Engraver&Cutter」が自走する為の障害物のない場所がない場合、そう言った場合はオプションのレールを組立て、レールの上を自走させる事で400mm×400mmないし800mm×800mmまでのサイズの素材をレーザー彫刻する事ができます。
またレールを使う事でより精密にレーザー彫刻が出来るだけでなく、自走中にタイヤが滑ってレーザー彫刻したものが歪んでしまうと言う様なリスクはレールを使った場合はありません。
またレーザーヘッドは最大60mmまで上げる事ができるため、厚みのある様な素材にもレーザー彫刻が可能ですし、、凹凸のある様な素材についても焦点距離は自動で調整されますので問題なくレーザー彫刻が可能です。
またレーザーモジュールは10Wと20Wの2タイプがラインアップされているのですが、20Wモジュールを使えば金属などにも下処理を施す事でレーザー彫刻が可能になります。
更にこの「Spider X1 Engraver&Cutter」が興味深いのがレーザーモジュールの代わりにオプションのペンホルダーを取り付ける事で、何とお絵かきも出来る事で、イラストなどを紙に書いたりと言った事ができます。
Rotary Proを使えばボトルやグラスにもレーザー彫刻可能
そして普通の自走しないレーザー彫刻機でしたら円筒形のものを360°回転させてボトルやグラスの側面にレーザー彫刻を行ったり出来る様にする回転台がオプションとして用意されているのですが、何とこの自走するレーザー彫刻機「Spider X1 Engraver&Cutter」にも同じ様に”Rotary Pro”と言う回転台がオプションで用意されており、指輪、ガラスカップ、セラミックカップ、缶、野球バットと言った様な素材にレーザー彫刻が出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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