遂にMacOS Catalinaで、iPadをMacのサブディスプレイとして使えるSidecarが搭載され、ケーブルでMacと接続するとHDMIで外部ディスプレイと接続しているのと変わらないくらいサクサクと描画されるのに嬉しさや楽しさを覚えたのもつかの間、クリックできない事に失望感が。
2本指でのスクロールや、やり辛い3本指でのピンチインやピンチアウトでのコピー&ペーストと言った操作はできるのですが、何故か画面をいくらタップしても画面に表示されれいるボタンを押す事ができません。
よくSidecarの説明を見るとApple Pencilが必要で、iPadを横に置いて2画面でマルチに操作しようとすると左手は指でスクロールしてApple Pencilでタップしなければならずとてもやり辛い!!
何故そう言う仕様になったのかは分かりませんが、右手でPC本体を操作し、左手で増設したモニターをマルチタップして操作したかった小生としてはiPadをモニターとして使えるSidecarは決して使い易いものではありませんでした。
そこで今回は、小生と同じ様な使い方を想定しておられた方に、マルチタッチ操作が可能なモバイルディスプレイ「Espresso Displays」をご紹介致します。
USB-C接続は使い出すと止められない
PCにUSB-C(USB3.1 Gen2)ポートを備えUSB-Cケーブル1本でディスプレイと繋がりそして使えるモバイルディスプレイは本当に便利です。
HDMIケーブルもケーブル1本でモニターとPCを接続できますが、USB-Cは映像信号と共に同じケーブルで電源も供給する一方、HDMIケーブルでの接続は別に電源アダプタが必要になります。
そしてこの「Espresso Displays」の様にタッチパネルになっているとUSB-Cケーブル接続ではそのままUSB-Cでパネルのタッチ情報をPC本体へ送ってくれますが、HDMI接続なモニターを選ぶと更にUSBケーブルでノートPCと接続しなければならず、USB-Cが1本のケーブルで済むのに対してHDMIは3本も必要となりどちらが便利かは明らかです。
ディスプレイスタンド”MOUNTGO”が魅力的
そしてこの「Espresso Displays」はVESAマウントにマウントできる様になっている他、2種類のスタンドが用意されています。
1つはiPadの標準ケースの様な保護ケースになるだけでなく、三角に折り畳む事でスタンドにもなる”FLIP CASE”です。
画面は自動回転しますので縦置き、横置きどちらでも使え180°回転させて三角形のスタンドの向きを変える事でモニターの角度を変える事ができるのですが、モニターにつけられる角度は2つしかありません。
一方”MOUNTGO”はナノサクションパットにより「Espresso Displays」を吸着する様になっているだけでなく2軸で動く”MOUNTGO”はほぼ垂直状態から水平状態まで、そして高さも制約はありますがある程度フレキシブルに変える事ができ、自分が使いやすい角度で使えるのがポイントです。
スペック
そんな「Espresso Displays」のスペックですが、スペック的にはオーソドックスなモバイルディスプレイです。
解像度は1080Pで、画面サイズは13.3インチと15.6インチの2サイズが用意されており、10点のマルチタッチに対応しており、インタフェースはUSB-Cとmini HDMIの2種類のみです。
バッテリーを内蔵していない為に外部電源が必要になりますが、重さは690g、厚みはたった5mmとノートと同じ様に持ち歩く事ができるモバイルディスプレイとなっており、Macでも10点のマルチタッチに対応していますので、左右の手を使い「Espresso Displays」とPC両方を操作したいと言う方にピッタリなディスプレイとなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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