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リアルに椅子も作れてしまう120cm×120cmのワークスペースを持つ自走式CNCロボット「Cubiio X」

3DプリンターやCNCマシンと言った造型機、加工機は扱う素材が大きくなればなるほど、装置そのものも大きくなりますので一般の方がDIYで使おうと思っても置いておく場所に困るので、なかなか手を出す事ができません。

ですが今回紹介する「Cubiio X」の様な木工加工のCNCマシンが1台あれば、例えばノコギリを使って材料を切り出したり、彫刻刀を使って彫刻をしたりと言った方でもCADを使って図面さえ描く事ができれば、腕がなくてもかなり手の込んだものでも作る事ができます。

そこで今回は収納場所を取らないとても素晴らしいCNCロボット「Cubiio X」をご紹介致します。


最大1.2m四方の木材の加工が可能


今回紹介するCNCマシン「Cubiio X」は一般的なCNCマシンがステージと呼ばれる台の上に材料を置き、その上をXY軸に配置したアームの上をルータービットを取り付けたヘッドが動き材料を削って行く事で加工する事ができます。
そのため大きな材料を扱おうとするとその材料の大きさ以上のステージを持つCNCマシンが必要と言う事になり、1.2m四方の材料を加工するのであれば1.4〜1.5mサイズの加工機になり、そんな人の背丈ものある加工機を自宅に置いておく事はまず出来ません。

ですが今回紹介する「Cubiio X」はワイヤー駆動になっており、加工する際に加工する材料よりも大きなテーブルの上に「Cubiio X」を乗せ、「Cubiio X」の四隅から出ているワイヤーをテーブルのコーナーにクランプで固定する事で「Cubiio X」がワイヤーを巻き取ったり伸ばしたりしながらテーブルの上を動いて材料を加工しますので、実質的に収納場所はこの「Cubiio X」のケースが置ける場所があれば十分であると言うのがこの「Cubiio X」の最大のメリットです。

そしてこの「Cubiio X」は実は3つのバリエーションがあり、”Cubiio X1″は1番加工面積60cm×60cmと狭く、”Cubiio X2″は60cm×120cmで、1.2m四方の加工が出来るのは”Cubiio X3″になります。


金属や樹脂に対しても精密可能


そしてこのCNCロボット「Cubiio X」は自走式なので精密な加工はできないのでは?と思っていたのですが、何と0.1mm単位での制御が可能ですので、アクリル板を切り出しそこに文字やイラスト、模様を彫ったりと言う事ももちろん出来ますし、ルータービットは上下に30mmも動きますので、彫り込むと言った事もできますし、欄間の様なものを彫る事も不可能ではありません。


レーザー彫刻も可能


そしてオプションでこの「Cubiio X」にはレーザーモジュールがラインナップされており、何とレーザー彫刻機にもなりますし、もちろんワーキングエリアは1.2m×1.2mが最大になりますので、ここまでワーキングエリアの広いレーザー彫刻機はあまりありません。
しかも解像度は0.1mmですから非常に細かく画像なども明細にレーザー彫刻する事ができますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/cubiio/cubiio-x-portable-cnc-robot-for-makers

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