みなさんは天体観測でお好きですか?
最近ではスマートフォンのアプリを使って、今見上げている星って何って言うんだろう?星座は何なのかな?と言った様な事も簡単に細かく知る事ができる様になっていますが、いざこの見上げている夜空を記念に残そうと思ってスマートフォンで撮影したとしても小さな光の点でしか残りませんし、星が暗すぎてその点ですら残らない場合も多々あります。
そこで活躍するのが天体望遠鏡なのですが、なかなか旅行先に天体望遠鏡までをも持って行って夜空の観察をする何て言うのは大変ですよね。
そこで今回はとっても携帯し易いだけでなくスマートフォンを使って、スマートフォンを使わないと天体観測が出来ないブック型の天体望遠鏡「Hestia」をご紹介致します。
スマートフォンを使って見る事を前提にした天体望遠鏡
今回紹介する天体望遠鏡「Hestia」は非常にユニークな天体望遠鏡で、一般的に天体望遠鏡と言うと円筒形の筒のものを思い起こされると思いますが、今回紹介する「Hestia」はガチ見た目には本と言うかプロジェクターです。
それはこの「Hestia」はスマートフォンを使って見る、観測する事を前提に設計されているからで、三脚に固定された「Hestia」の上にスマートフォンのカメラのレンズが「Hestia」の上面にに重なる様に置く事で、「Hestia」のレンズで捉えら夜空はプリズムを介して上面のレンズを通してスマートフォンのレンズに投影される様になっています。
しかもスマートフォンと言うのはメーカーや機種によってカメラのレンズの位置が違いますが、この「Hestia」では2つのL型のマグネットアダプタの位置が、スマートフォンのカメラのレンズと「Hestia」のレンズが重なる位置に合わせてた状態でスマートフォンが動かない様に下部2ヶ所、左右からガッチリとホールドする様な感じでセットする事で、夜空をスマートフォンを通してじっくり観察できるだけでなく、静止画や動画としても保存する事ができます。
更に専用のアプリを使い、見たい星空や星座を選択し「Hestia」にセットすれば、後はアプリが指し示す方向に、三脚に固定された「Hestia」そのものの向きを変える事で見たい星座に導いてくれます。
光学25倍で月のクレーターや太陽の黒点観察も
そしてこの「Hestia」で観測出来るのは何も星座だけではなく、月などの観察も行えます。
特にこの「Hestia」には25倍のレンズが内蔵されており、月であればクレーターなどもハッキリと見る事ができるだけでなく、専用アプリを使って月を見て、そして表示された月をタップする事で、そのタップした場所にあるクレーターの名前なども教えてくれると言った機能も搭載されています。
更にオプションとなっている専用フィルターを取付ける事で太陽の観察、観測も行えるのですが、こちらも月と同じ様にスマートフォンに表示されている大きな太陽の姿をタップするとそこにあった黒点の説明などもやってくれますので、勉強にもなります。
多重露光で深宇宙をより鮮明に画像化
そしてこの「Hestia」専用アプリにはもう多重露光と言う機能を備えています。この多重露光はiPhoneで言えば13シリーズ以降でしか備わっていない機能で、多重露光は何枚も同じ写真を重ねる事で、1枚では暗かった写真をより明るくする技術で、本来であれば肉眼であっても見えない様な深宇宙の銀河の様子などもはっきりと手に取る様な形で記録として残す事が出来る様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/vaonis/hestia-turn-your-smartphone-into-a-smart-telescop
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