ここ1〜2年の間にポータブル冷凍・冷蔵庫や、ポータブルエアコンはコンパクトでパワフルなコンプレッサーが登場した事で飛躍的に冷却能力を伸ばしただけではなく、コンセントが必要だったものが今ではバッテリーでも動作する様になっており、文字通りどこででも使用できる様になっており、暑さの厳しい夏キャンプなども冷凍冷蔵により食材を腐らせず保存できるだけでなく冷凍食品なども持って行く事ができ、ポータブル電源があれば電子レンジなども使えて、アウトドアで楽しめる料理のバリエーションなども幅広くなっています。
一方でポータブルエアコンは、暑くて寝苦しいテントの中を快適にしてはくれますが、テントを完全に密閉する事はできませんので、ポータブルエアコンで冷房したとしても屋外よりはマシと言う程度で、自宅にいるのと同じ様に快適かと言えば決してそうではありませんし、外気温が真夜中で30℃を越えていればかなり寝苦しいのは変わりません。
そこで今回は、前バージョンとサイズは変わらず、冷房能力が大幅に上がったポータブルエアコン「Mark 3」をご紹介致します。
7つのモードを備えたポータブルクーラー
一般的なポータブルクーラーは設定温度の変更が可能な冷房機能があるのみですが、今回紹介するポータブルクーラー「Mark 3」には冷房機能の他に6つ、合計7つもの機能を持っています。
そして冷房以外の機能としては送風モードがあり、バッテリー容量1360Whのバッテリー1本で何と60〜85時間も連続使用する事ができ、ほんの少しテントの中が蒸し暑いと言った場合に冷えた外気をテントの中に送り込む事ができ、なおかつバッテリー消費が少ないので、途中でバッテリーが切れたりと言った心配もありません。
そして、このポータブルには暖房機能も備えており、冬キャンプなどで暖を取る事ができますが、さすがにバッテリーは送風モードほどは持たず、外気温にも大きく左右されますがバッテリー1本あたり2〜5時間暖房する事ができます。
更にドライモードも備えており、湿度の高いジメッっとした状況でも快適に過ごす事ができますし、夜間運転用に動作音を極力下げるスリープモード、一気に冷やしてしまうロケットモードなど、家庭用エアコンと変わらない機能をこのポータブルエアコンは備えています。
排水の貯水システム
次にこの「Mark 3」にはアウトドアで使用するポータブルクーラーならではの排水、ドレン水をタンクに貯水すると言う機能がオプションで用意されており、本来捨てるべき冷房時に生じた結露水をポンプを使って送水し、袋タイプのタンクに貯める事が出来る様になっています。
これは水のない場所でよくキャンプされる方にはきっと有難い機能で、ドレン水はさすがに飲み水としては使えませんが、食器を下洗いしたり、手を洗ったりと言った程度の用途には十分使えます。
更にもしこの「Mark 3」を屋内で使用する場合、ドレン水の排水をどう処理するのかが問題になりますが、ポンプでドレン水を排水できればシンクやトイレなど排水できる場所に150cmあるホースを伸ばして排水が行えますし、もしそう言った排水場所がなくてもタンクに排水を貯める事ができますので、どの様な場所ででも使用する事が出来ます。
デイジーチェーン接続可能なバッテリー
そしてこの「Mark 3」はバッテリーは内蔵せず、外部バッテリーで使用する様になっており、バッテリー容量が1036Whもある専用バッテリーは2個、3個とデイジーチェーン接続する事ができ、たくさんバッテリーを接続する事で、より長く使用できるだけでなくバッテリー交換を不要にし、夜中にバッテリーが切れ寝苦しさを感じてバッテリーを交換しなければならないと言う最悪の事態を避ける事ができます。
更にこの外部バッテリーにはUSB-C PD方式で最大100Wで給電する事のできるUSB-Cポート、QuickCharge方式で最大18Wで給電する事のできるUSB-Aポートを備えており、モバイルバッテリー的にも使用する事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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