”123D Catch”ってアプリはご存じですか?
”123D Catch”はオートデスク社から無料で提供されているスマホで3Dデータが作れるアプリで(PCやブラウザでも使えますが、別途カメラが必要なのでスマホで撮影するのが簡単です)、3Dデータ化したいモノやヒトの回りをスマホを持って回って10~30枚の静止画を撮影してオートデスク社のサーバーへ送れば後は自動的に3Dデータ化してくれるアプリです。後はOBJファイル化されたデータをダウンロードして、スマホやタブレット、PCを使って自分の3Dプリンターで出力したり、3Dプリント出力サービスを利用すれば手軽に複製フィギュアが作れるアプリです。自分のフィギュアを作ってみたと思って使ってみた事がある方も多いかと思います。
この「PIXELIO 3D」は3Dデータをスマホで作るのに、モノの回りをアームが回って撮影する撮影テーブルです。
よく3Dスキャナーであるのは撮影に使う機器は固定されていてターンテーブルが回るのが普通です。ですがこの「PIXELIO 3D」は撮影する機器の方が回ります。動作は「PIXELIO 3D」から伸びたアームに撮影機器(スマホやGoPro等)を取り付けて、後は本体のボタンやスマホで操作するだけでアームが円形テーブルの回りを回って自動的に撮影します。
3Dスキャナの様に撮影機材から被写体までの距離を計測して正確な3Dデータを得る為のレーザーセンサーやIRセンサー等はついていません。あくまでも”123D catch”の様な静止画から3Dデータを作成するアプリやサービスを利用する為に得られるデータはレーザーを使って計測するよりも精度は落ちますので注意が必要です。
ただ被写体が回るタイプの3Dスキャナは3Dスキャンだけにしか使えませんが、この「PIXELIO 3D」は「PIXELIO 3D」の上に載せたものを3Dスキャンする以外にもにも使い方はたくさんあります。
例えばカメラアプリで動画撮影を行えば、被写体を360度パンさせた動画を撮影する事もできますし、静止画だって撮影する事もできます。
またカメラを外向けに向ければパノラマ画像や、360度パンさせた動画も撮影できますし1周を連続して移動させるのではなく1時間かけて1周させて静止画を撮るだとか、1日かけて回してタイムプラス撮影に使う事だって可能です。
この様にイン側だけではなく回ってアウト側も撮影できるのが、この「PIXELIO 3D」の特徴です。
ハードスペックは5200mAhのバッテリーを内蔵して電源フリーで使え1回の充電で約100回撮影する事が可能です。操作は本体のボタンでも可能ですが、Bluetooth,WiFi、赤外線を使ってスマホのアプリからも操作する事ができます。
その他詳細については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/1886998349/pixelio-3d-multiscanner
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