日本の街中で電動キックスクーターを乗る為には法律上のハードルがあり、海外で電動キックスクーターを買って来たり、ネット通販で購入した海外製のキックスクーターにそのまま乗り出かける事はできず”原付”扱いですので、”原付”バイクと同じ装備、そして運転免許、ヘルメットの着用、道路交通法の遵守と言ったものが課せられますので、自転車と同じ様には走る事はできません。
ただ将来的には最高時速が15km以下であれば自転車と同じ区分で免許不要(16歳以上と言う年齢制限はあります)で乗る事ができますし、15km/h以上のものは従来通り、原付バイクと同じ扱いですので、スピードの出る電動キックボードを購入する際には行動を走行できる様に改造する等の一定の作業が必要です。
ですが今回は、indiegogoにおけるアメリカ発のクラウドファウンディングならが、日本仕様も用意されている電動キックボード「Scotsman」をご紹介致します。
日本仕様はプラス$149
まずこの「Scotsman」で1番魅力を感じるのは最初から日本仕様に出来るオプションを準備してくれている所です。
日本で電動キックボードを走らせようとすると、ヘッドライト、ウインカー、バックミラー、ホーン、ブレーキランプを備え、なおかつ原付バイクと同じ様にナバープレートを取付け、自賠責保険に加入する必要があります。
ここでハードルとなるのがウインカーの設置です。
ヘッドライトやブレーキランプはたいてい装備している電動キックスクーターが多く、バックミラーは自転車用のミラーが流用できますが、ウインカーだけは自分でどこからか電源を引っ張ってきて配線しなければいけませんし、ウインカーランプも自分で電動キックスクーターに取り付けられるものを準備し、スイッチなども取付なければいけません。
ですがこれら装備が通常価格は$299ですが、今回のクラウドファウンディングでは最後に$149で追加できるのですから、これはお得としか言いようがありません。
ツインモーターで安定したパワフル走行
次にこの「Scotsman」には250Wモーターを前後に装備した”Scotsman 500″、そして500Wモーターを前後に装備した”Scotsman 1000″、1000Wモーターを前後に装備した”Scotsman 2000″の3車種がラインナップされています。
どれも前後にインホイールモータを装備しており、後輪駆動だけの電動キックボードですと濡れたマンホールの上を通過したりする際に後輪が滑って不安定になって最悪は転けたりしますが、前後にインホイールモーターを装備していますので安定した走りができます。
また”Scotsman 500″の最高時速は30km/h(体重が重く上り坂ですと多少減速します)で最大登坂角度は30%(17°)、”Scotsman 1000″は50km/hで35%(20°)、”Scotsman 2000″になると理論上73km/hで50%(27°)ですからさすがにこのスピードで走るのは10インチの大型タイヤを装備しているとはいえ恐怖ですが、それだけパワフルな電動キックボードです。
そして航続距離はどの車種も最大113kmですから通勤にも十分使えます。但し、1000,2000は日本向け仕様は最大出力が600Wに制限されていますのでそこは注意が必要です。
オーナーの体格に合ったフルカスタム・カーボン・ボディー
そしてこの「Scotsman」は安全性を高める為にオーナーの身長や体格に合わせてカスタムボディーで3Dプリンターを使い1つ1つカーボン成型してくれるのです。
これは安全に走行する上では本当は欠かせないのですが、背の低い方がハンドルの高い電動キックボードを運転するとどうしてもハンドルにぶら下がった様な感じになり機敏なハンドル操作、体重移動と言ったものが難しくなります。
ですがこの「Scotsman」では身長158cmの小柄な方から198cmの高身長の方までそれぞれの体型に合わせてカスタム成型してくれますので、そう言う点では安心・安全です。
また安心安全と言えば、スマートフォンによるBluetoothロック機能、及び公衆回線を利用したロケーション機能なども備えており、一定の盗難対策も施されていますので、ショッピングなどに乗って出かけて駐輪場に駐輪しておくのはちょっと心配ですが、何もないよりは安心です。
またこの「Scotsman」は日本語の解説ページも準備されていますので、詳細は下記ページをご覧ください。
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