最近レコードが再び見直され、大手レーベル会社などもレコードを増産する様になっているだけでなく、新曲をレコードでリリースするアーティストも増えて来ています。
これはレコードが持つポテンシャル、デジタルにはアナログ、レコードに刻まれた溝が生み出すサウンドに対して非常に魅了される部分があるからなのですが、もう1つレコードにはレーベルと言ってレコードの中心部分に貼り付けるシールや、レコードを収納する為のジャケットなどがインテリアとしても使用できるからなのですが、レコードは再生する度にクリーナーで拭いていても、どうしてもホコリや空気中の細かなチリなどが溝の中に入り込んでしまったりしますので、何度か再生すればただクリーナーで盤面を拭くだけでなくしっかりとしたクリーニングをしてあげなくてはいけません。
そこで今回は、そのレコードのクリーニング作業を自動で行ってくれるレコードクリーナー「LucidWave」をご紹介致します。
超音波洗浄後に乾燥
レコードと言うのはポリ塩化ビニールとポリ酢酸ビニールを合わせて作られており、レコードプレイヤーを回した際にモーターやベルト、回転するターンテーブルなどの摩擦などによって発生する静電気を蓄積しやすいと言う性質を持っています。
そのため再生した後のレコードには必ずと言って良いほど白いホコリが付着しているのですが、実際には目に見えない小さなチリやゴミなども付着しており、こう言った目に見えない小さなゴミはクリーニング剤を塗ったブラシを使って盤面を掃除したとしても100%取れてはいませんし、実際の所は殆どレコード盤の中の溝の中に残っています。
そして溝の中にそう言ったゴミが残ると、溝の凹凸を針が音に変えている訳ですからその音が変わって来ると言う事になりますので、実際には溝の掃除もしなくてはいけませんが実際には手では無理なので、今回紹介するレコードクリーナー「LucidWave」は、40kHzの超音波を発生させる事で安全にレコードの溝に詰まってしまったゴミを弾き飛ばして溝の中まで綺麗にします。
しかもこの「LucidWave」は超音波を使う事でクリーニング剤の様なものは使用せず水だけで洗浄しますのでレコードが劣化すると言った様な事もありませんし、洗浄後はしっかりと乾燥まで行ってくれますので、クリーニング後のレコードはすぐにレーベルに収納できますし、再びプレイヤーにかけて聴く事もできます。
そして洗浄後の水はフィルターを通してろ過されゴミなどが入っていない状態に戻した状態で最大32枚のレコードを連続して洗浄・乾燥させる事が出来ます。
レーベルを守る防水アダプター
次にこう言った全自動のレコードクリーナーはレコードを回転させながら洗浄を行うため、レコードの水に浸かっている部分が回転し水面から上がって来た時に水分がキッチリと切れてば良いのですが、盤面上に水滴を残したまま回転し、上がって行った際に水滴が垂れて来るとレーベルを濡らしてしまいます。
ただそのレーベルも紙でなければ良いのですが、古いレコードのレーベルは紙製である事が多くしかもコーティングされていなかったりしますので、濡れるとレーベルのノリが剥がれて浮いてしまったり、切れてしまったりと言う事が大いに考えられるため、このレコードクリーナー「LucidWave」にはレコードのレーベルを守るための防水アダプターが付属しており、このアダプターで7、10、12インチの3サイズのレコードを挟んでクリーナーにかける事でレーベルが濡れてしまって悲惨な状態になるのを避ける事が出来る様になっています。
古くホコリを被ったレコードの再生
そしてこのレコードクリーナーは、5分洗浄の5分乾燥が基本になっているのですが、中古レコードショップなどで彫り出して来たレコードや貰って来たレコードが酷く汚れていると言った場合、最大20分まで延長してよりしっかりと汚れを落とす事も出来る様になっているだけでなく、超音波ですからレコードにキズをつけずに汚れを除去できると言うのもこのクリーナーのメリットですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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