今回は久しぶりにワクワクドキドキする組み込むには絶好のArduino互換ボード「Atom X1」をご紹介します。
この「Atom X1」は大きさが1.5cm角(14.9mm×14.9mm)しかなく重さもたった1g(0.95g)しかないと言うArduino互換ボードで、microUSBがオンボードされていますので、プログラムの書き換えに別途書き込みようのインタフェースボードの様なものは不要ですので、書き込んだ後もボードの設置位置やクリアランスさえ気をつけておけばいつでも書き換え可能です。
では具体的ばボードのスペックはと言いますと、
CPU:Cortex M0+ SAMD21
動作クロック:48MHz
RAM:32KByte
ROM:256kByte
電圧:Pin1 -> 3.3〜20V(OUT設定したピン(最大出力3.3V/7mA)からの出力電流が多くなる場合は3.3〜12Vでの使用を推薦)
Pin2 -> 3.3V
microUSB -> 5V
I/0:
デジタルI/O -> 8
PWM出力 -> 8
アナログ入力 -> 6
シリアル×1
I2C×1
リセットピン×1
ブートローダー:Arduino Zero用
となっているのですが、これから言えるのは組み込みで使うのであればI/Oピンが8ピンもあれば十分使えると言う点です。
例えばラジコンにヘッドライトやテールライトを組み込む場合、ヘッドライト×2とテールライト×2の計4ポートあれば出力電圧が3.3VなのでLED1発であればダイレクトにドライブできますし、PWMも可能なのでテールライトであればスモールとブレーキで輝度を変えたりすると言う事も可能ですし、アナログ入力があるので、モーターへの電圧をアナログピンで検出する様にしておけばリアルに点灯を制御する事もでき、バックランプをつける事だってできますし、WS2822系のフルカラーLEDと組み合わせてイルミネーションを作と言った事もできます。
またシリアルポートやI2CもありますのでI2Cインタフェースの温湿度センサーや液晶モニターと言ったものを繋いで気象観測する様な小型デバイスを作ったりもできますし、ESP8266のWiFiモジュールと組み合わせてクラウドへデータをアップロードする小型の気象観測ボットを作るなんてのも面白いですよね。
あとこの小ささですからDCCを自作してNゲージに組み込んで走行の制御だけでなくライトやサウンドを再生すると言った事も不可能ではありません。
また車のDIYが好きな方であればPin1の入力が最大20Vなのでそのまま車両の電源にそのま繋げられるのも魅力です。例えば最近増えて来た流れるウインカー、あんなのをサイドミラーに組み込んでみたいと思ってもなかなか思い通りに実現できる様な制御ユニット等がありませんでしたが、少なくともこの「Atom X1」があって、LEDが順番に流れるプログラムを書き込んで、そしてLEDをウインカーに埋め込めるだけの技術があれば流れるウインカーに改造する事も夢ではありません。
更に赤外線発光LEDと赤外線受光LEDとフリスクケースを使って、フリスク学習リモコンなんてのも作ろうと思えば作れるなど、小さいが故に組み込むケースや場所の制約が少ないので、発想次第では色々なガジェットを自作する事ができますので、まさに夢広がるArduino互換ボードと言えますので、もし興味を持たれた方は、下記URLページをご覧ください。
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