みなさんが日頃行っている作業の中でバイス(万力)を使うって事はありますか?
バイスって金属加工や木材加工などに使われるイメージが強いかと思われがちですが、例えばレジンアクセサリーなどを作る家庭でヤスリを使って削ったりする様な際にバイスを使って作品を固定する事で、指先で摘まんでヤスリをかけるよりはより正確に、そして力を入れる事が出来ますので早く削る事が出来ますし、もちろんヤスリで指の指紋を削ってしまったりする様な事もありません。
更に彫刻などにしても手で作品を固定するよりはバイスを使って固定した方が手を怪我したりと言うリスクが減りますし、ハンダ付けなどに関しても基板を固定する事で半田付けがし易くなり、作業時間の短縮にもなります。
そこで今回はハンドルを手で回す必要がない電動のスマートバイス「Grab MakaGiC VS01」をご紹介致します。
生卵だって挟む事ができるスマートトルクセンサー
今回紹介するスマートバイス「Grab MakaGiC VS01」は、ただクランプを電動モーターで動かして挟む事が出来るだけでなく、トルクセンサーが内蔵されておりどれくらいの圧力で締め付けているのかがリアルタイムで監視出来る様になっています。
ですので金属や木材であればクランプが動かなくなるまできつく締め付ければ良いのでそんなトルクセンサーなんてあまり必要ありませんが、例えば生卵を挟んで卵の殻に絵を描くとしたら、卵が割れないギリギリの圧力で挟まないと書いている最中に卵が落下する事もありますし、もちろん締めすぎていて数分したら卵にクラックが入って来て割れてしまってと言う事も、手の感覚だけで締め付けているとそう言った事が起こります。
ですがこの「Grab MakaGiC VS01」ではクランプの締め付けトルクを実際の数値として入力する事が出来る様になっており、生卵が割れない程度の圧力を設定すれば卵の大きさ関係なくその圧力で卵を固定してくれますので、作業がとてもやりやすくなるだけでなく卵を割ってしまって苦労を台無しにすると言うミスを犯さなくても済みます。
しかも電動でクランプが開閉するので、細かな作業を繰り返し行わなければならないと言った場合、クランプに接続されてハンドルを回し続けるだけでかなり腕の疲労しそうですが、この電動のバイスならそう言った疲れを感じる事なく作業に没頭する事が出来ます。
更に手動でも動かせる様にダイヤルが付属していますのでオートで挟んだのでは絶対に破損してしまう様なものや、水平をキッチリと出して固定しなければならない様なものは手動でゆっくりとダイヤルを回して締める事で確実により安全に締められる様にもなっています。
市販のバイスジョーが使えるだけでなく3Dプリントも可能
次にこのスマートバイス「Grab MakaGiC VS01」では、最大125mm幅のものまで挟む事が出来るだけでなく、挟む際に使用するアタッチメント、バイスジョーに関しても市販されている3インチバイスジョーが取付られる様になっていますので、そう言った市販のバイスジョーを使用する事で様々な形状、素材のものを安全に挟んで固定する事が出来ます。
更にバイスジョーに関しては寸法などのデータが予め提供されますので、それに基づいてバイスジョーを自分で設計し3Dプリンタで造形して使用すると言った事も出来る様になっており、様々な目的、用途に使える様に工夫されています。
ルーペと照明
そしてこの「Grab MakaGiC VS01」にはオプションにはなりますが作業を補助し、作業をし易くする為のLED照明とLED照明付きのルーペがラインアップされています。
これら2つのオプションは「Grab MakaGiC VS01」に設けられたジョイントに差し込める様になっているだけでなく「Grab MakaGiC VS01」本体から給電する様になっており、ハンダ付けや、ジュエリーなどの細かなものの削り出し作業を行う際に手元を大きく拡大し、そして明るく照らし出してくれるため作業もし易くなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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