木工細工で使用するトリマーと言う電動工具は溝を掘ったり、ジグソー等では難しい曲線をカットしたりするのに便利な道具なのですが、回転する刃をブレずに動かすと言うのは結構大変で、DIY初心者が材料に描いた円に沿って円形の板を切り出すと言うのは大変です。
そこでジグと呼ばれる補助具がトリマーにはたくさんあり、ジグを使う事で円や楕円だけでなく、真っ直ぐな溝を掘る事ができるのですが、ジグは円用、直線用と複数必要になってきます。
そこで1枚で円や楕円だけでなく直線加工も出来るトリマージグ「MTRJ_Pioneer」をご紹介致します。
連続した円加工
今回紹介するトリマージグ「MTRJ_Pioneer」は、このジグ1つで円加工や直線加工まで幅広く行う事ができるマルチなジグになるのですが、まず円加工においては他のサークルカット治具と同じ様に中心に穴を開け、ネジでジグを固定しジグに取り付けたトリマーを回しながら円形に溝を掘ったりくり抜いたりするのですが、この「MTRJ_Pioneer」の使い易い所はトリマーを取り付けたプレートのネジを緩めるだけでサイズを変える事ができる所です。
これが一般的なサークルカット治具でしたら治具を固定しているボルトを緩めて長さを調整しボトルを締め直さなければならない上にボルトを締めすぎると治具が回り辛く、緩くすると治具が動いてズレてしまったりする事があるのですが、この「MTRJ_Pioneer」を使えばそう言った事がない上にジグのプレート上に目盛も打ってある事から長さの調整も正確で簡単に行え、2.54cmの小さな円から76.2cmまでの円をこのジグ1枚でくり抜く事ができます。
直線加工
次に直線加工ですが、ジグにレールガイドアダプターを取り付けレールの溝に差し込みレールに沿って動かす事で真っ直ぐな溝を掘る事ができますし、板の側面に溝を掘るのでしたら、レールを使わなくても真っ直ぐに溝を掘る事ができます。
またエッジガイドをジグに取り付ける事で、掘った溝のエッジ加工なども行えますし面取り加工なども行えるなどトリマーを使って行う事ができる加工はこのジグ1枚でほぼ全て行う事ができます。
ルーターテーブル
更にこのジグはトリマーを固定するためのプレートを取り外し、板にプレートを取り付けるための穴を開け固定する事で、何と自分で使い易いルーターテーブルを自作する事が出来るのですが、わざわざルーターテーブルを買わなくても今使っている作業台を加工する事でほぼゼロ円でルーターテーブルを手に入れる事ができますし、スペースの節約にもなりますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/ussa/multifuctional-trim-router-jig
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