3Dプリンターでプリントした造形物や模型などのパーツのバリを取ったり、表面を研磨したりして仕上げる際に普通であれば紙ヤスリや棒ヤスリなどを使って仕上げますが、大量に研磨するパーツがあるとどうしても電動ツールを使いたくなります。
ですがリューターを使って研磨すると言っても円筒形や円錐形のヤスリでは表面を素早く削る事はできても、表面を平らに仕上げると言った場合には円筒形のヤスリを同じ高さで素材に当てなくてはならず、ちょっとでも力が入ると平らに仕上げるどころか彫り込んでしまう事になりかねません。
ですのでやはり安全に綺麗に仕上げるには電動ツールではなく手を使って仕上げるのが今まではベストだったのですが、今回紹介するペン型電動サンダー「MateNova M3」ならたくさんのパーツを一気に平らに研磨して仕上げる事が出来ます。
動作スピード最低800rpm
今回紹介する「MateNova M3」と同じジャンルのペン型の電動サンダーは既にいくつかの製品があるのですが、既に市販されているものは動作スピードが最低でも1800rpmとか2000rpmに設定されているため、ほんの少し薄く削って平らにならしたいと思った時にほんの少し力を入れるだけで研磨する相手の素材が樹脂ですと誤って彫り込んでしまったりと言う事が実際にあります。
これは一重にヘッドの動くスピードが早いのでそれだけ早く削れてしまうからなのですが、この「MateNova M3」は従来製品の最低スピードの半分以下の800rpmで最低スピードですとヘッドが動きますので、その分削れる量が少なくなる事が期待できますので、この「MateNova M3」なら安心して研磨作業が行えそうです。
そしてヘッドスピードは800rpmの他に2000rpm、3800rpmと倍々に3段階に増えて行き最高速度3800rpmと言うのは他のペン型サンダーと変わりませんので、使い勝手は非常によさそうです。
ヘッドの種類は8タイプ
次にこのペン型サンダーに付属してくるヘッドは四角、長方形、V字型、半円型、円形、槍型など合計で8種類あり、四角や長方形は面を平らにしたりバリを除去したりする際に使えますし、V字型はコーナーや溝になっている部分を削るのに便利です。
更に半円型や円筒形はパイプの内側を削ったり、円形の穴の中を綺麗に仕上げたりと言った作業に使え、槍型は綺麗に面を仕上げたりと言う作業にも使えますが、ラインやエッジを際立たせると言った細かな部分を仕上げるのに便利です。
紙ヤスリは通販で入手
そしてこのペン型サンダーには各ヘッドの形状に合った粘着剤のついた紙ヤスリが既にカットされた状態で付属しており、使用する際には台紙から剥がしてヘッドに貼るだけで使用する事ができますし、このペン型サンダーには予め180番、260番、400番、600番、800番、1000番のヤスリが付属しており、削り出しから仕上げまで行える様になっています。
そしてまたこの予めカットされた紙ヤスリはアリババなどで検索すると1枚あたり100円程度(セット売りが基本なので購入価格は1500円〜3000円)で購入する事ができ、後々ヤスリがなくなって使えないと言う様な事がありませんので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/180839270/metenova-m3-electric-reciprocating-grinding-tool
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