みなさんはオモチャで遊んでいる時にこんなのが自分でも作る事が出来たらな?と思われた事はありませんか?
とは言っても私たちが手軽に加工する事が出来るのは木で、木が材料だと加工は容易ですが複雑な形状に切ったり削ったりと言うのは難しいですし、何より動くものを作ろうとすれば強度も必要になって来ますので、加工のし易いラワン材とかになると強度にも心配があります。
とはいえ樹脂を使って加工すると言うのは昔なら現実的ではありませんでしたが、今では3Dプリンターがあり、CADソフトを使いこなす事ができればどの様な複雑な形状のパーツも3Dプリンターで自作する事が出来ます。
そこで今回は3Dプリンターを使ってパーツを自作する事が出来る環境があると言う方にラジコンを作る為の電子パーツがセットになったリモコンセット「CyberBrick」をご紹介致します。
STLファイルをダウンロードして3Dプリント
今回紹介する「CyberBrick」は、ラジコンを自作する為の電子パーツのセットになっており、ラジコンを動かす為の心臓部であるコントローラー、送信機、受信機と言ったメインの基板の他にモーターやサーボ、強度が必要な駆動系のギア、ベアリング、スプリング、ネジ、スイッチ、電池ボックス、バッテリーの他、ジョイスティックパーツなど、樹脂パーツ以外は全てセットになっています。
そして必要なのは専用アプリをダウンロードし、作ってみたい働く自動車の設計図をダウンロードして3Dプリンターでプリントする事で、プリントが終われば後は組み立て手順書を見て組み立てて行くだけなのですが、動く働く自動車以外にプロポ(コントローラー:送信機)も、この「CyberBrick」では3Dプリンターで自作する様になっていますので、もし落としてしまって割れてしまったりしてもプリントし直すして簡単に修理する事が出来ます。
働く自動車だけじゃない
次にこの「CyberBrick」で用意されている働く自動車のデータは、トラック、リフト、ブルドーザー、クレーン、耕運機の他にレースも出来るF1カーや、レールと共に自作するSL機関車、戦車などもありますし、お風呂に浮かべて遊ぶアヒルなども用意されており、もちろんこれら元となっているデータを改良してオリジナルの働く自動車を作る事も出来ます。
更にキットが2台分あれば、サッカーゲーム用のロボットをプリントし対戦して遊ぶ事も出来ますし、書き込まれるプログラムはMicroPythonでカスタマイズする事も出来ますので、プログラミングの勉強も出来ます。
タイムラプス撮影
そしてまたこの「CyberBrick」にはラジコンとは全く関係のないタイプラプスコントローラーと言うコントローラーが付属しています。
このコントローラーはアクションカメラやDSLR、スマートフォンを使ってタイムラプス撮影を行う為のコントローラーで、例えば3Dプリンターを使ってフレームをプリントする様子をこのコントローラーにGoPro等のアクションカメラを接続し撮影すると言った事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/makerworld/cyberbrick-beyond-bricks
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