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コンパスを使わず直径12cmまでの真円を簡単に描く事ができる「Iris Large Format」

みなさんはコンパスを使って上手に円を描く事は出来ますか?
コンパスって大きな円を描くと中心部分に差し込んだ針が紙に斜めに刺さり、円を描く際にコンパスを回すと穴がいつも以上に広がりますし、ネジを緩く締めているとコンパスを回している間に足が開いてしっかりとした円が描けなかったりと言う事がよく起こります。

そこで仕事柄、円を描く事が多いと言う方に簡単かつ綺麗に円を描く事ができるコンパス「Iris Large Format」をご紹介致します。


カメラレンズの絞りを応用


今回紹介するコンパス「Iris Large Format」は、円を描く為に何とカメラのレンズの絞りを利用しているのが大きなポイントで、カメラのレンズの絞りと言うのはレンズに入る光の入射量を絞る為の機構で、絞りのリングを回転させるとレンズ越しに見えている中心の穴が大きくなったり小さくなったりする様になっています。
それと同じでこの「Iris Large Format」では周囲のリングを回転させる事で何枚にも折り重なった金属製の羽が出たり引っ込んだりして真円をリングの中央部分に出現させます。

そして円の大きさが決まれば、リングの中央に出現する円の内側に鉛筆を当てうまく円に沿って鉛筆を動かせば簡単に失敗せずに円を描く事が出来ますし、何よりコンパスを使って円を描いた時の様に中心部分に針の穴が開く事がありません。
そしてまた中心を出す場合はまず最初に絞りを絞って中心の円を最小にした状態で円から見える中心点と位置を合わせる事で、円を並べて描いたり、重ねて描いたりと言った作業も従来のコンパス同様に行う事ができます。


直径12cmまでの円の描画が可能


次にこのコンパス「Iris Large Format」では円の大きさを決める際に定規などは使う必要がなく、内側のリングに描かれた0〜12cmまでの目盛に外側のリングに刻まれた矢印を合わせる事で簡単に描画する円の直径を変える事が出来ます。
そしてまたこの「Iris Large Format」は500gと学校の授業に持って行くには結構な重さがありますが、逆に円を描いている最中はこの重さが紙と「Iris Large Format」がズレない様にしており、円を描いている際に絞りが動いたり、リングそのものが動いて円が歪んだりしない様にもなっています。


円形定規


そしてこのコンパス「Iris Large Format」の応用例として、例えばコインなどをこの「Iris Large Format」の中心に置き、リングを回して羽がコインに当たるまで絞って行けば矢印の差している目盛がコインの直径となり、円形のものと言う限定付きではありますが、円形のコインなどの直径を計測すると言った用途にもここコンパスは使えますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/brahman/iris-large-format-drawing-compass

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