マルチツールと言うのは様々な機能を搭載したツールの事で、形状や構造の簡単なものですと1枚の板を加工しドライバーの機能を付加したり、ナイフの機能を付加したり、六角ナットを回したりと言った機能を搭載していますが、六角ナットには私たちに馴染みが深いミリ規格のものとインチ規格のものとがあり、当然ミリとインチではサイズが違いますので、ミリ規格の六角ナットをインチ規格のナット回しで回す事は出来ませんし、逆もそうです。
しかもプレートに六角形の穴を開けるにも数に限界がありますので場合によっては買ってはみたものの詰め込まれた機能のほとんどが使えないと言う事になりかねません。
そこで今回は六角ナットを回す為にレンチを搭載したマルチツール「The PryMax 2.0」をご紹介致します。
M8サイズのナットまで対応するレンチ
まず最初にこのマルチツール「The PryMax 2.0」にも様々な機能が盛り込まれていますが、その中でも注目すべきはレンチです。
レンチはスクリューネジを回す事でアゴの隙間と言うか間隔を自由に調整する事ができ、この「The PryMax 2.0」では最大15mmまでアゴの部分を開閉する事が出来ますので、六角ボルトやナットのサイズで言えば最大M8サイズのものまで回す事が出来ますので、自動車やバイクの修理には使えませんが、自転車や身の回りにある小さな電化製品などはこの「The PryMax 2.0」を持っていれば十分使えます。
そしてレンチの上下するアーム部分には目盛が刻まれており、太さや直径などを知りたいモノをレンチで挟む事でその大きさを知る事が出来ますし、本体側面にも40mmミリ分の目盛が刻まれており、定規としても使える様になっています。
そしてまた、アゴの部分を少し開きスマートフォンをその隙間に挟み込めばスマホスタンドとしても使えますので、日頃から持ち歩いておけば何かと役に立ちます。
ラチェットドライバー搭載
次にマルチツールの多くにはビットドライバーを回す事ができるビットホルダーが設けられていますが、この「The PryMax 2.0」にはビットホルダーの他にラチェットが搭載されています。
ラチェットは、ドライバーを使ってネジを回す際にネジを回してはドライバーを抜き、手首を元の位置に戻してドライバーを差して回すと言う動作を繰り替えさなくてはいけませんが、ラチェットがればドライバーを抜く動作を省く事ができ、より早くネジを回す事が出来ますので、作業を効率良く行う事ができます。
そしてこのラチェットと言うのは一方向にしか回転しない様になっていますが、このプレート型のラチェットは外して裏返して取り付ける事で時計回りにも反時計回りにもネジを回す事ができ、ネジを締める作業にも外す作業にも使えますし、側面の磁気ホルダーに2本のビットを収納する事が出来ますので、よく使うサイズのビットを収納しておく事でいつでもドライバーとしてこのマルチツールを使う事が出来ます。
メタルペン
そしてまたこの「The PryMax 2.0」には、このタイプのマルチツールとしては珍しくメタルペンが付属しており、マグネットペンホルダーが設けられています。
メタルペンと言うのは黒鉛と金属を混ぜ固めた非常に硬い鉛筆の事で、鉛筆と同じ様に書く事もできれば消しゴムで消す事もでき、鉛筆の様に早く芯が減らない事でモノによっては10km近く書き続ける事が出来るものもあり、ちょっと何かにメモを取りたいと言った時に使えますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1455425159/all-in-1-titanium-multi-function-pry-bar
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