レーザーレベラーと言うのは基準となる線を地面や床や壁などに場所に投影する為の装置で、例えば壁に棚を取り付けると言った場合に一般的に水準器(水平器)を使って棚が平行になっているか確認してから固定すると言った方法を使いますが、レーザーレベラーを使う事で水準器を使わずにより正確に地面や床に対して平行に棚を設置したり、壁に板を張ったりと言った作業を行ったりする事が出来ます。
更に棚を1つだけ取り付けると言うのであれば水準器を使って水平を出し取り付けても良いのですが、壁に均一間隔で棚を取り付けたり絵を飾ったりすると言った場合にレーザーレベラーを使えばキッチリと水平に横並びに取り付けたり飾ったりする事が出来ますし、縦一列に取り付けたり飾ったりすると言った作業を行う場合でもレーザーレベラーがあれば1ミリの狂いもなくキッチリと垂直位置を合わせて作業する事が出来ます。
そこで今回はそんなレーザーレベラーの中でも扱い易く壊れ辛い「VADER」をご紹介致します。
オートレベリング
一般的なレーザーレベラーでは、壁に水平なラインを照射する場合、レーザーレベラーには水準器がついており、水準器の中の気泡が目盛の輪の中心に来る様に傾きと高さを修正した上でレーザー光を照射して作業を行います。
一方で、このレーザーレベラーではオートレベラーが搭載されおり2〜4°までの傾きは自動的に水平を修正して照射できる機能を搭載しているため、作業的には高さを合わせるだけで後は自動的に水平・垂直なラインを壁などに投影する事ができますので、水平を合わせると言った作業を行わなくて良くスムーズに作業が行えますし、特に初心者が1人でレーザーレベラーを使った場合、完璧に水平なラインを一発で照射できるかと言えばそうではありませんので、オートレベリング機能のあるこのオートレベラーは初心者向きであるとも言えます。
3つのモード
次にこの「VADER」では、2〜4°までの傾きであれば自動的に傾きを補正してくれるセルフレベリングモードの他に、マニュアルモードと言う自動補正を行わないモードが用意されています。
このマニュアルモードは、例えば階段を取り付けると言った際に壁に斜めのラインを照射すると言った場合に自動で傾きを修正されては階段の角度が変わってしまうため、そう言った斜めの線を照射する際に利用できるモードになります。
そして3つ目のパルスモードはレーザービームをパルス(点滅)で照射する事で80m先までレーザー光を照射する事ができるモードで、屋外で庭を造ったりする際に使える様に晴天下でもハッキリと識別できる明るい緑色のレーザーラインを照射する事が出来ます。
そしてレーザーレベラーは基本的には三脚と一緒に使いますが、この「VADER」にはマグネットマウントが付属しており、金属の壁があれば三脚なしで使用できます。
レンズロック機構
そしてオートレベリング機能のついたレーザーレベラーと言うのは今回紹介する「VADER」以外にも非常に多くの製品が既に販売されています。
ただここでこの「VADER」を紹介したのはレンズのロック機構がついているからで、オートレベリング機能のついたレーザーレベラーはとっても簡単に説明すると振り子の様なオモリのついたレンズが搭載されており、レンズが重力に対して垂直な位置関係を取る事で角度の補正を行っているのですが、レンズが固定されていないため落としてしまったり、激しくぶつけてしまったりするとこのオートレベラー機能が故障してしまう事があるからです。
その点、この「VADER」では電源をOFFにするとレンズ部分はロックされて動かない様になりますので、レベラーのセット時や運搬時に地面に落としてしまったとしても他のロック機構のないレーザーレベラーとは違い安全・安心して使用する事ができます。
そしてまた、この「VADER」にはクロスレーザーを照射するタイプの他に3D照射タイプの”VADER 3D”もラインアップされていますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/magpietech/the-vaders-laser-level-for-both-diyers-and-pros
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