最近のネットワーク対戦型のゲームは、プレイするPCのスペックもさることながらネット回線の速さ、そしてそれを操作するプレイヤーの能力がゲームの勝敗を大きく左右します。
ただ最近ではゲーミングPC、ゲーミングキーボード、ゲーミングマウスと言ったこう言ったネット対戦型のゲームを有利に進めるガジェットも多く出て来ていますが、ゲームを提供する会社ではゲーミングキーボードについているマクロ機能等を検出する様なアルゴリズムを導入したりする事で、プレイヤーの公平性を保とうとしたりしています。
ですからいかにディスプレイに写る敵を早く発見し、そしてトリガーを引くかにかかっています。
そこで今回はそのトリガーをより高速に引く事のできる加速装置の様なデバイス「Impulse Neuro-Controller」をご紹介致します。
「Impulse Neuro-Controller」の仕組み
さて、この「Impulse Neuro-Controller」は一体どう言った仕組みで何をするのかと言いますと、簡単に説明すると指の筋肉を動かす為の神経パルスを検出する事でPC側にマウスの左クリックを押した時のコマンドを送るデバイスです。
筋肉を動かすには、脳から脳と目的とする筋肉とを繋いでいる運動神経を通って筋肉を動かす為の神経パルスが流れる事で筋肉が収縮して動きます。ただその時、例えば人差し指でマウスの左ボタンを押すと言った動作を考える際、ちょっと右手でマウスの左ボタンを押してみて下さい。
人差し指だけ動かすと言うのは意外と難しく、その他の指にも力が入っているのが分かります。
つまり人差し指でマウスのボタンをクリックすると言う動作1つ取っても、動かすのは人差し指だけでなくその他右手の他の指も動かしていますし、前腕、上腕、肩周辺の筋肉まで連動して動かしていますし、この時、脳から送り出す運動神経を通るパルス信号は一生に流れるのではなく、1つ1つ順番に送られていますので、それなりのタイムラグが生じます。
それをこの「Impulse Neuro-Controller」では人差し指を動かす神経パルス信号を拾い筋肉を動かす前にPCへ信号を送ってしまうのです。ただ神経を通るパルス信号と言うのは本当に微弱なのでノイズと区別する為に人差し指を動かす際に右手の手指に流れる神経パルスを細かく拾う事でノイズを拾ってトリガー信号を送らない様にも工夫されています。
80msの差
では一体どれくらい反応が早くなるのかと言うとおよそ80msです。秒に直すと0.08秒です。
え?たったそれだけと思われるかもしれませんが、その80msがPCのマシンスペックにもよりますが大きく左右されるのです。
実際に実験した結果は明らかに「Impulse Neuro-Controller」で信号を送った方が早くトリガーを引いている事が分かります。
と言う様にトリガーをいかに早く引くのか、と言った機能しかこの「Impulse Neuro-Controller」は持っていませんが、トリガーを引くのが一瞬遅れていつも負けていると言う方にきっと強い味方となってくれるでしょうから、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/brinkbionics/impulse-neuro-controller-for-pc-gaming
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