私たちが楕円を描くと言った機会は数学の図形の授業か、デザインの授業などの中でしかなく一般的にはテンプレートを使って描きますが、テンプレートはご存じの様に決まったサイズの楕円しか描く事が出来ません。
一方で紙にピンを2本差し、そこにヒモを結びつけ、2本のヒモを結んだ先に鉛筆などを取り付けて楕円を描くと言う方法もありますが、フリーで描くならまだしも縦横のサイズをキッチリと合わせて描画するにはこの方法では難しいものがあります。
またネットを探すと”スナイダー・クランク(別名トラムメル・クランク)”を利用した3Dプリンターを使って自作する楕円定規と言うのものを見つける事は出来ますが、3Dプリンターが必要になって来ます。
そこで今回は、誰もが簡単に正確に楕円を描く事が出来る楕円コンパス「Elipso」をご紹介致します。
最大半径340mmの楕円

今回紹介する楕円定規「Elipso」では、1本のアームを固定しているピボットを固定しているシャッターと呼んでいる2つのパーツがベースの溝の中をそれぞれ真っ直ぐに行き来する事で楕円を描く事が出来る様になっています。
しかもこの「Elipso」で魅力的なのは最大半径340mmと言うかなり大きな楕円を描く事が出来る事で、最小半径でも88mmとかなり小さな楕円を描く事が出来ます。
しかも楕円の形状と言うか縦横比はアームを固定しているピポットの位置をズラす事で縦横比を変更する事ができ、円に近い楕円からかなり長細い楕円まで幅広く描く事が出来ます。
マグネットベース

次にこの楕円定規にはマグネットベースと呼んでいるプレートが付属しており、このプレートをまずデスクの上に置き、その上に紙を置いた後に「Elipso」本体を置く事で、「Elipso」本体の裏面に埋め込まれた磁石がマグネットベースをしっかりと吸い付ける事で紙をしっかりと挟み込み動かない様にしますので、紙に穴を開けてしまうと言う様な事はなく、しっかりと歪みのない正確な楕円を何度も描画する事が出来ます。
そしてまた「Elipso」の度台の中央部分には拡大レンズが埋め込まれていますので、レンズを通して紙面を拡大で見る事ができ、楕円の中心をピッタリと合わせて歪まずに描く事ができます。
直径8.5mmのペンまで対応

そしてまたアーム先端にはペンホルダーが取り付けてあるのですが、このペンホルダーには直径が最大8.5mmまでの鉛筆やペンなどを差し込む事が出来るペンホルダーが付属しています。
よくコンパスは鉛筆を差し込む様になっていたりしますが、この「Elipso」のペンホルダーは直径が8.5mmもありますので、鉛筆や色鉛筆の他にボールペンやマーカーなど様々な筆記具を使い様々な色の楕円を描く事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/brahman/elipso-ellipse-drawing-tool












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