何時の時代にもブームと言うものがありますが、多くのジャンルにおいて現在はレトロブームが訪れており、昭和時代の家電製品だけでなく衣服などが流行っているだけでなく、PCにおいてもちょっとしたレトロブームがあり、1960年代から1980年代にかけてのメインフレームと呼ばれる大型のコンピュータに接続されていたグリーンディスプレイ(画面が緑色なのでそう呼ばれていた)や、ガチャガチャといかにもメカメカしい音がするだけでなく、キーを押すにも結構指先の力が必要なキーボードが流行っていたりします。
そこで今回は、見た目からレトロ感タップリなメカニカルキーボード「Wordrunner」をご紹介致します。
触感や見た目はレトロ
今回紹介するメカニカルキーボード「Wordrunner」は、ケースはアルミ合金で作られており、冬場や夏場の冷房の効いた部屋でキーボードを触った時のあのヒヤッと感じる感触と言うのは、昔に触っていたメインフレームと呼ばれている大型機のキーボードを思い起こすには十分なものを持っており、キートップがキーボードのケース中に中に半分埋め込まれているのではなく、完全にキーごとキーボードから外に出ているあたりも懐かしさを覚える所です。
ですが、中身は完全に今のキーボードで、キーにはkailh社の茶軸がデフォルトでは採用されており、昔のキーボードにはなかったバックライトなども備えています。
更に接続はUSB-Cケーブルを使った有線接続の他にBluetoothや2.4Gドンクルを使った無線接続なども用意されているため、使い勝手としてはみなさんが今お使いのキーボードと何ら変わりないと言えます。
WordrunnerとSession Timer
次にこのメカニカルキーボード「Wordrunner」においてレトロ感を醸し出すのに一役買っているのが、キーボードの製品名にもなっている”Wordrunner”と名付けられた8ケタものロータリーナンバーです。
この”Wordrunner”は単語数(日本語入力がどう扱われるのかは分かりませんが)を計測する事ができる計数機で、単語を入力する度に1ずつカウントアップして行き、例えばプログラムを書いておられるのであれば1つのプログラムを書き上げるのに何ワード書いたか、記事などを執筆されている方は1つの記事でどれくらいの単語を使ったかをカウントする事が出来る様になっています。
そしてロータリーナンバーはもう1つあり、こちらは4ケタのタイマーで、動作モードをカウントアップ、カウントダウンどちらにも切り替える事ができ、カウントアップモードでは、ストップウォッチの様に1つの作業を終えるのにどれくらいの時間を必要としたのかを計測する事が出来ます。
そしてカウントダウンモードではタイマーやポモドーロ計の様な使い方をする事が出来ますので、このタイマーを活用する事で日々の作業なども効率よくこなす事が出来ます。
先進的な機能
そしてレトロ感いっぱいのこのキーボード「Wordrunner」には、先進的な機能も搭載されており、その1つが赤いアルミを切り出して塗装した円柱形のジョイスティックです。
このジョイスティックは回す事でボリュームを変える事が出来るだけでなく、上下左右に倒す事で楽曲の再生や停止、曲送りなどが行える様になっています。
そしてキーボード上部に目を移してもらうと先進的な機能とまでは行きませんが、従来のキーボードには見られないちょっと変わったアイコンのキートップがキーに取り付けられており、親切にも側面にそのアイコンの意味が刻まれていますので、ブラウザを操作すると言った際にこのキーは便利です。
そしてまたこの他にマクロキーなども用意されていたりしますので、もし興味を持たれてた方は詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/astrohaus/wordrunner-mechanical-word-counting-keyboard
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