今ではメカニカルキーボードと称されているゲーミングキーボードを選択する理由としてはもちろん応答性、キーの入力スピードが重視されるのはもちろんなのですが、この他にキーを打った際の感触やキーが奏でるサウンドなども選択基準として重要視される傾向にあり、人によってはカシャカシャと言うキーの打ち込み音が心地良いと言う事でキーボードを楽器の様にカシャカシャと叩いてサウンドだけを楽しむと言う方もおられます。
そこで今回はそうしたキーのクリック音を楽しまれる方に今まで聞いた事のないサウンドを聞かせてくれるメカニカルキーボード「Zen65 Keyboard」をご紹介致します。
236gの真鍮プレート
今回紹介するメカニカルキーボード「Zen65 Keyboard」には、従来のメカニカルキーボードには見る事ができなかった真鍮製のプレートが内蔵されています。
この真鍮製のプレートは言ってしまえばオマケの様なもので、キーボードの性能を向上させるものではありません。
では何故、あえて256gと言う、重さのあるプレートを内蔵したのか?それはキーサウンドをより響かせる為です。
最近のメカニカルキーボードは様々な緩衝素材を使う事でキーを打ち込んだ時の振動などになって発生するノイズを無くし、キーサウンドだけを楽しむことが出来る様に工夫されていますが、緩衝素材をたくさん使う事でノイズは低減されていますが、それと同時にキーサウンドも吸収してしまいキーサウンドも小さくなっています。
ですがこの真鍮製板を入れる事で、キーボード内で反響するキーサウンドは真鍮の板と共振する事でサウンドをより大きくし、私たちに届けてくれるだけでなく余韻のあるサウンドを作り出し、今まで聞いた事のないキレのあると言うよりも響き渡るキーサウンドを体感することが出来ます。
320通りのカスタイマズ
次にこの「Zen65 Keyboard」の特徴としてカスタマイズ性の高さが挙げられます。
通常、自分でパーツを購入し組み立てるタイプのメカニカルキーボードであっても、一度組み上げてしまえば後はキーやキートップを交換する程度で、キーボード本体をカスタマイズする様な事はほぼありません。
ですがこの「Zen65 Keyboard」ではドライバーレスでキーボードカバーが外せる様になっているだけでなく、キーを取り付けるPCB基板や、キーを支えるフレームを支えているガスケットをあえて抜いたりする事が出来るだけでなく、キーを支えるフレームをカバー側に固定するなど非常に柔軟なカスタマイズが行える様になっており、あえて緩衝用のプレートなどを取り除く等してあえてノイズを発生させたりする事で、キーを打った時の緩衝や打撃音などを自由にカスタマイズすることが出来る様になっており、その組み合わせは320通りにも上ります。
音が特徴的なキースイッチ
そしてキーの打撃音を重視するこの「Zen65 Keyboard」では、採用されているメカニカルキーも他のキーボードとは少し違い、打った時の音が”雨音”に似ていると言われているHMXのバオレット軸、Kailhのルナが採用されており、独特のキーサウンドを楽しむことが出来る様になっています。
そしてメカニカルキーとしては65個しかキーがない、言うなれば最もキーの数が少ないキーボードになっており、ファンクションキーなどはFNキーを押しながら数字キーを押す等して使用する様になっているほか、キーボードのカラーバリエーションなども豊富にラインアップされていますので、もし興味を持たれた方はラインアップの詳細を含めて下記URLにてご確認ください。
https://www.kickstarter.com/projects/keeb/wobkey-zen65-keyboard
この記事へのコメントはありません。