もうすぐすると夏休みを迎えますが、毎年夏休みを迎えると子どもさんが宿題に四苦八苦しているのを傍観する事は出来ずについつい手伝ってしまうのですが、写生だけはどうしても苦手で手伝ってやれないので毎年、子どもさんに何を書けばいいの?と相談されて困っておられると言う親御さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そう言った時に役立つAIプロッタ「LOKLiK iPaint」をご紹介致します。
市販のペンを使い作画が出来るプロッタ

プロッタと言うのは元々、製図を行う為の装置で、ヘッド部分にペンを持たせてペンを動かしながら製図を行います。
ただプロッタと言うのはドットインパクトプリンタしかなかった時代に製図の為に生まれたプリンターで、レーザープリンターやインクジェットプリンターの登場後はこう言ったプリンターに取って変わって行きましたが、プロッタは簡単に大型化する事が出来るだけなく、カッティングプロッタと言ってペンではなくナイフをヘッドにセットする事で、粘着用紙をカットしてステッカーなどを作ると言った目的でも使用されています。
そして今回紹介するプロッタ「LOKLiK iPaint」は最大約42cm×30cmの作画が可能なプロッタで、一般的なプロッタはラインプロッタは別としてXYステージと言ってレーザー加工機と同じ様に四角い箱の中をヘッドが動いて作図、作画するのですが、Y軸はアーム上をヘッドが移動する様にする事で非常にコンパクトに作られており、収納場所を取らない様になっています。
塗り絵感覚

次にこのプロッタ「LOKLiK iPaint」が何故、夏休みの写生に役立つのかと言えば、専用アプリにAIを使ったペイント機能を搭載しているからです。
具体的に説明すると、まずスマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールし、そしてカメラを使って被写体となるものを撮影するのですが、その被写体をAIを使い、油絵風に変換したり、他のAI画像生成アプリを使い水彩画風にしたものやハリウッドポスター的なものに変換した後にこのアプリに変換した画像を読み込ませたりする事も可能です。

そしてこのアプリを使い線画、簡単に言えば下書き風の絵に変換する事ができ、それを元にこのプロッタ「LOKLiK iPaint」を使って画用紙やキャンパス、板など厚み16mm以下の様々な素材に対して下絵を描く事が出来ます。

更にこのアプリが素晴らしいのが、このプロッターには48色のアクリル絵の具が付属しているのですが、下絵に変換した後に色を乗せる事で、画用紙などに描いた下絵にどの番号のアクリル絵の具を使ったのかも書き込まれる様になっており、その番号で指示された色を枠からはみ出ない様に塗って行くだけで絵を完成させる事が出来ますので、言うなれば塗り絵の様な感覚で色を塗る事が出来ます。
つまり絵に描きたい風景などをスマートフォンなどで撮影しこの「LOKLiK iPaint」を使って下絵をプリントしたら後は塗り絵感覚で色を重ねて行くだけですので夏休みの写生の宿題なども頭を悩まさずにアッと言う前終えてしまえます。
目から鱗のフリクションペン

そしてこのプロッタで使用するペンは鉛筆でもボールペンでも、マーカーでも何でも良いのですが、この「LOKLiK iPaint」ではフリクションペンを挙げています。
フリクションペンはご存じの様に書いたものを消す事ができるペンなのですが、このフリクションペンに使われているインクと言うのは熱を加えると透明になると言う性質を持っており、フリクションペンを使い下絵を描き、色を塗った後にドライヤーを使って絵を暖めればフリクションペンで描いたインクが透明になり下絵が消えて、まさかプロッタを使って下絵を描いたなんて思われない様にする事が出来たりもしますので、もし興味を持たれた詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/htvront/ipaint-the-worlds-first-ai-powered-painting-machine














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