最近のゲーミングキーボードなどによく使われているGateron KSシリーズなどの磁気式キースイッチはご存じでしょうか?
磁気式キースイッチはキーボード側に取付られた磁界センサーがキーの中に埋め込まれた磁石によって作られる磁界の変化を読み取る事でキーが押されているのか、押されていないのかを判断するのですが、ただON/OFFを判定するのではなくリニアな磁界の変化を読み取る事でキーを少し押し込んだ時、奥まで押し込んだ時と言った感じでキーの位置で機能を使い分ける事ができ、例えば少し押し込んだ時は英字の小文字を、奥までキーを押し込んだ時は大文字を入力すると言った1つのキーで違った文字を入力させる事が出来たりします。
またゲームをプレイする際にマグネティックキーを使うのであれば、キーを奥まで押し込んだ後戻り始めた時、半分までキーが戻った時と言った感じで1つのキーに4つの機能を割り当てたりしますが、慣れないとミス入力が多くなったりしますし、キー入力のスピードも遅くなりがちです。
そこで今回はダブルキーと言う押し間違いのない1つのキーで2入力する事ができるキーボード「Hesper64(100) 」をご紹介致します。
ダブルキー

今回紹介するメカニカルキーボード「Hesper64(100) 」のキーの一部にはダブルキーと言うキーが2分割されキーの上1/6が別動作となっている特殊なロープロファイルキーが採用されています。
これによりキーの上を押し込んだ時とキーの下側を押し込んだ時で全く違う文字を入力したりファンクションキーなどの特殊な機能を作動させたりと言った事が出来る様になっています。

これによりカット、コピー、ペーストなどをショートカットキーを使って入力する場合、CTRLキーを押しながらXCVキーをそれぞれ押さなくてはいけませんが、ダブルキーを使えばCTRLキーを押す事なくXCVの上側のキー押す事でこれたカット、コピー、ペーストを実現させる事も出来ます。

そしてこのダブルキー以外のキーにはTecsee社のDavid Lと言う押込圧40±10gf、接点距離1.7mm±0.3mm、トラベル距離2.8±0.2mmと言うリニアタイプのロープロファイルキーが採用されています。
64キースペースで100キー

次にこのキーボード「Hesper64(100) 」は64キーレイアウトになっています。そのため非常にコンパクトで横幅もノートPCサイズ程度しかありませんのでノートPCと一緒に持ち歩いてもそう嵩張りませんので、常にノートPCと一緒に、タブレットと一緒に持ち歩きキー入力はこのキーボードを使うと言った使い方も出来ます。
そしてこのキーボードの魅力は1つのキースペースで2種類のキー入力が行えるダブルキーで、キーをこのダブルキーに交換する事で64キーレイアウトが88キー、96キー、そして最大100キー・キーボードとなり、数字入力などもキーレイアウトを変更する事無くIOPKL;,./キーをダブルキーに交換する事でExcelなどの数字入力も素早く入力する事が出来る様になります。

そしてこのキーボードはQMK/VIAをサポートしており、ダブルキーにするだけでなくキーレイアウトなども自由に変える事が出来ますので、使用するアプリに合わせてショートカット等を自分に使いやすい様に割り当てて利用する事も出来ます。
アルミケースで静音性向上

そして最近のキーボードはいくつもの静音材をキーボードの中に設置する事でキーの打撃時に発生する邪魔なノイズなどを吸収し、純粋にキーから発せられるクリック音だけを楽しむ事が出来る様になっているのですが、このキーボードではそれだけではなくアッパーケースをアルミ製のカバーにする事でキーボード内でのノイズを遮蔽しノイズが極力抑えられる様になっていますし、アルミ製カバーにしても総重量は557gと軽くなっており、持ち歩くのに負担にならない様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/nics/nics-hesper64100-dual-action-low-profile-keyboard















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