ゲーミングキーボード、メカニカルキーボードと言えばその昔は1つの製品で、スマホを選ぶ様に購入したゲーミングキーボードを自分好みにカスタマイズするなんて事は出来ませんでしたが、今ではケース、メイン基板、ガスケット類、キー、キートップとそれぞれがパーツに分けて購入する事ができ、自分の好みの世界に1つのキーボードを作り上げたりすると言う様な事も今では可能です。
ただやはりパーツを集めて自作するよりも完成したキーボードの方が優れた部分などもあり、今回はスムーズなキー入力を提供する事を念頭に設計されたメカニカルキーボード「Flow 2」をご紹介致します。
Kailh Lofreeスイッチ

今回紹介するメカニカルキーボード「Flow 2」ではスムーズなキー入力を行うと言うコンセプトの元にKailh社の”Lofree”スイッチが採用されています。
この”Lofree”では高さの低いロープロファイルスイッチになっているだけでなく、スイッチ機構がちょっと特殊でリーフ(接点)がステムによって常に押されている状態になっているのが、特徴になります。
ではこのリーフが常にステムで押されている事が特徴になるのかと言えば、通常機械式接点のキースイッチの場合、キーを押すとキートップに繋がっているステムと言うキーの中で上下する樹脂パーツがリーフと言う接点を押して接点が接触し導通する事で電気が流れスイッチが押されたと判断されます。
この時、ステムが押し下げられリーフを押す際に気が付く方は少し引っ掛かりの様なものを感じるのですが、この「Flow 2」に使われている”Lofree”では常にステムはリーフを押している状態になっており、キーを押し下げるとステムによって押されているリーフが戻り導通すると言う、全く逆の構造になっているだけでなく、ステムがリーフに触れる際の引っかかりの様なものがなくキー入力が非常にスムーズに行えるのがこの”Lofree”の特徴です。
そしてこの「Flow 2」では押込圧40g±10gf、接点1.3mm±0.3mm、トラベル距離2.8mm±0.25mmでリニアタイプの”Surfer”、押込圧40g±10gf、接点1.6mm±0.3mm、トラベル距離2.8mm±0.25mmでタクタイルタイプの”Pulse”、押込圧40g±10gf、接点1.3mm±0.3mm、トラベル距離2.8mm±0.25mmでリニアサイレントタイプの”Void”の3つのキーから選択する事が出来る様になっています。
タッチパネル式のサイドバー

次にこの「Flow 2」の特徴としてキーボード右側側面にタッチバーが搭載されています。
タッチバーと言えばMacBookに搭載されいつの間にか消えてしまった入力装置ですが、この「Flow 2」ではこのタッチバーに指を当てて動かす事でボリュームを大きくしたり、小さくしたりと言った操作が可能な他、FNキーを押したまま指をタッチバーに触れたまま動かすと画面の明るさを変更する事ができ、FNキーとスペースキーを3秒同時に押しておくとタッチバーの操作をロック、アンロックする事が出来ます。
#205アルマイト仕上げ

そしてこの「Flow 2」ではもう1つ、一般的に樹脂が使われているキーボードケースをアルミ素材をCNCを使って切り出した上に#205にてアルマイト加工を施しております。
アルマイト加工と言うのは塗装の様なものなのですが、数値が上がる事でザラザラとした手触りが滑らかになるのですが、加工費用が上がると言うデメリットを持っており、この「Flow 2」では#205で仕上げられていると言う訳です。
そしてまたキ−ボードケースをアルミ合金にする事で、キーボード内で発生したキー打撃時のノイズがキーボード内に密閉され外部に漏れない様になっているだけでなく、ガスケットなどによってもノイズは吸収され、スムーズなキー入力と共に静かなキーボードに仕上げられていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/lofree/flow-2the-smoothest-keyboard-evolved-redefined-unleashed















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