毎日長時間キーボードを使用する事で、腕や指、肩などに不調を感じておられる方にとってキーボード選びは非常に重要で、エルゴノミック(人間工学)に基づいて開発されたものは基本的に人間の身体にとって優しいとされ、長時間使用し続けたとしても普及している多くのどの製品よりも身体にかかる負担と言うのは少なくなっています。
そしてキーボードにおいてもエルゴノミックキーボードと言うジャンルのキーボードがあり、こう言ったキーボードは腕や手への負担を少なくする為にキーが扇を描く様に配置されていたり今回紹介する「Wing45」の様に左右に分割されていたりするものもあります。
45°の傾斜角

今回紹介する「Wing45」の様に2つに分割されたキーボードを使用するメリットは何と言っても身体への負担が大幅に減少される事です。
キーボードを使用する際の手の位置を思い起こしてもらうと、左右の手は寄り添い、そして肘は身体にほぼ密着した状態になっていますが、リラックスして手を置き直して下さいと言われた時に手の位置を見ると両手は離れ、肘も身体からはかなり離れた位置にあるのが分かるかと思いますし、肩の力も両手がすり合う位置にあるよりも随分抜けています。
そしてその肩の力が抜け、手がリラックスした位置をキープする事が出来るのが分割キーボードで、分割されている事で手の力を抜く事が出来る位置にキーボードを持って来る事が出来ます。

そして数ある分割キーボードの中でこの「Wing45」の最大の特徴はスタンドを立てる事でキーボードを傾斜させる事で、その角度は7.5°、15°、30°、45°の4段階に傾斜をつける事が出来る様になっており、45°も傾斜をつける必要があるの?と思われるかもしれませんが、実際のところテーブルの上に腕を置いた時に掌と言うのは上を向いているのが生理学的には真っ直ぐな状態で、掌が下を向いている状態では180°捻った状態であり腕には常に負担がかかっているため、キーボードを45°傾斜させると言う事は手への負担を軽減する事に繋がります。
ロータリエンコーダキー

次にこの分割キーボード「Wing45」の特徴として、キーボード最下段部分に設置する事ができるロータリエンコーダー・キーがラインナップされている事が挙げられます。
この回転させて使用するキーは、ボリューム、バックライトの明るさ、スクロール速度などをロータリエンコーダー・キーを回転させて変える事が出来るほか、マクロ機能なども使用する事が出来ますし、ハプティックフィードバックオプションによってキー操作を感じ取る事が出来ます。
そしてこのロータリエンコーダー・キーは場所を入れ替える事もでき、最下段のキーの両端のほか、左右どちらのキーボードにも入れ替える事が出来る様になっています。
3種類のキーから選択

そしてこのキーボード「Wing45」にはクリッキータイプで、押込圧45gf、接点距離1.8mm、トラベル距離3.6mmの”WHITE”、リニアタイプで、押込圧45gf、接点距離1.8mm、トラベル距離3.6mmの”RED”、そしてタクタイルタイプで、押込圧45gf、接点距離2.0mm、トラベル距離3.6mmの”BROWN”の3タイプのキーがラインアップされており、自分好みのキーを選ぶ事が出来るほか、キーボードが2分割されていると言う事もあり、ポケットにキーボードを入れて持ち歩く事が出来ると言う特典もありますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1866868344/wing-45-true-wireless-ergo-columnar-split-keyboard















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