FDM(熱融解積層)方式の3Dプリンター用の素材も2年前くらいはABSやPLSしかありませんでしたが、今はPETT、ナイロン、ポリカーボネートに金属粉や木粉を混ぜたもの、更にはカーボンファイバーまで混ぜたフィラメントまでより取り見取りな時代になってきました。
でも3Dプリントって、実際に設計した通り、思い通りに出力して1発で完成すればいいのですが、やはり失敗はつきものです。何度も失敗してようやく完成品ができるのですが、その失敗した作品をどうするのか?捨てるのか、溶かして再利用するのか?捨てるにしても再利用するにしても、最終的には捨てられますので、やはりそこは環境を気にする人ならば捨てるにしても地球環境に優しいものを使いたいですよね。
この「WillowFlex Filament」は土へ返る生分解性プラスチックを使ったフィラメントなのです。
生物分解性プラスチックとは何か?普通のプラスチックは捨てても紫外線で劣化してバラバラにはなりますが、分解されませんので自然環境には優しくありません。ですが、生物分解性プラスチックは文字通り、捨てても土の中に生息している微生物や水分、空気と言ったものによって分解され、最終的には土に吸収されますので環境には無害なのです。
スマホケースを造形して土に埋めたら6か月後にはこんな感じで分解が進んでおり、最終的には土になります。
フィラメントの色のラインアップは計10色。
・ナチュラル色、オリーブ色、青、紫、赤の計5色がデフォルトで用意されており、残り5色は投資された方の投票により決定されます。
フィラメントの使用条件は
フィラメント径:1.75mm
使用温度: 175 – 185°C
印刷スピード: 50 – 70 mm/s
プラットフォームのプレヒーティングは不要
となっています。詳細は下記URLをご覧ください
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