男性には決して経験する事ができない生理現象として生理痛(月経痛)がありますが、生理痛が酷すぎて中には救急車で運ばれた事があると言う方もおられます。
では何故生理痛は痛みを伴う事があるのでしょうか？それは生理の時に子宮を収縮させるホルモンとして分泌されるプロスタグランジンと言う物質が関係しています。このプロスタグランジンは子宮を収縮させると共に痛感閾値と言って痛みを感じるレベルを下げると共に炎症を引き起こす作用があります。つまりプロスタグランジンが大量に分泌されるとそれだけ痛みを感じやすくなりしかも炎症が起こると言う最悪の事態が起こってしまいます。
ですから産婦人科医の中にはプロスタグランジンの産生を抑制する働きのある生理痛薬を生理が始まる前に飲み出す事を推奨されている方もおられます。

ですが生理の度に薬を飲み続けるのもあまり好ましい事ではありませんよね。

この「Livia」はそんな薬に頼ることなく電気刺激で痛みを和らげる事ができるガジェットなのです。

「Livia」の原理は低周波治療器と同じです。生理痛が酷い時にお腹に電極パットを貼ってスイッチを押すだけでパッドから電気が流れ痛みを和らげてくれます。もし痛みが変わらない場合は強さをコントロールして痛みが軽減する所に調整すれば痛みは軽減されます。

では普通の低周波治療器では良いのでは？と思いがちですが、筋肉のコリを解す低周波治療器とこの「Livia」では使用している周波数が違います。低周波治療器が100Hz以上なのに対して「Livia」は100Hz以下の周波数を使い、しかも低周波治療器は骨格筋を収縮させる為の電気を流しますが、「Livia」は知覚神経を刺激する本当に微細な電流しか流しません。つまり「Livia」は皮膚表面に近い知覚神経にアプローチして作用しています。

ではそれが何故痛みを軽減するのか？それは「ゲートコントロール理論」と言って、簡単に言えば連続した刺激を神経に与え続けると神経はパニックを起こして神経伝達をカットしてしまうのです。
神経と言うのは電線と同じで1対1で脳と直結しています。例えるなら車線が1本しかない道路と同じです。そこにたくさんの車が流入して来れば渋滞が起きて車の流れは止まってしまいますよね。それと同じで皮膚が痒い時に皮膚を爪を立てて掻きますが、爪をたてて皮膚を擦る事で知覚神経を刺激しており、しかも高速で腕を動かして掻く事で知覚神経への刺激の量を増やしています。そうすると渋滞と同じで神経も渋滞を解消しようと神経伝達をカットして一度流れなくして道路と言う名の神経の道を空っぽに一度するのです。ですから痒い時に掻けば一時的に痒みがマシになるのです。

それと同じでこの「Livia」も電気刺激で痛みを感じる知覚神経を刺激して痛みの伝達をカットしてしまうワケなのです。そしてこの方法は経皮的神経電気刺激療法（TENS)と言ってかなり昔から行われる療法で論文としても発表されており、臨床でも実証されていますし、日本でも最近、生理痛にTENSを用いると言う論文発表をよく見聞きする様になってきましたから、もしかするとその生理痛が緩和されるかもしれませんよ、

詳細な方法や作用については下記URLをご覧ください。

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