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長期間留守にしても安心な電気も使わない自動水やり装置「GIY Stick」

今年の夏は地域にもよりますが、全く雨が降らない地域も多く、せっかく育てた植物が熱風で立ち枯れしていたり、土がカラカラに乾いてしまっていて帰った来た時には花が枯れていたと言う方も多かったのではないでしょうか?そう言う時に昔の様に気楽に水やりを頼めるご近所さんがおられればいいのですが、最近ではそうもいきません。
その代わりに自動で水やりをする自動給水器みたいなガジェットはたくさんありますが、そう言うものを買い揃えるにはそれなりの投資が必要ですし設備の設置も手間がかかりますから、100円均一ショップ等で売っているペットボトルに水を入れて蓋にセットして土に差し込む水やりアダプターみたいなものをみなさんよく買われるのですが、あれって実は水の供給量がペットボトルに満杯の状態と1/3くらいまで減った時とでは全く違うってご存じでしたか?あのアダプターと言うのはアダプターの先に細い穴が空いているかと思いますが、ペットボトルに満杯水が入っている時は水の重みで穴から出て来る水の量は多いのですが、たんだん水が少なくなって軽くなると水はチョロチョロとしか出なくなります。ですから水の供給量にムラがあり、特に水を大量に必要とする植物は最初はいいのですが、ペットボトルの中の水が少なくなって来ると水の供給量が少なくなって水をやっているにも関わらず水不足で枯れてしまうと言う事がよくあります。それに直射日光が当たってペットボトル内の温度が上がると中の空気も膨張して圧力が強くなって更に良く水が出ます。

そう言う水の出方のムラをなくして一定の量を常に供給する事ができる簡易水やり装置がこの「GIY Stick」です。


この「GIY Stick」は所謂「毛細管現象」を利用した水やり装置で、電源やモーターと言ったものは一切必要なく、ただ必要なのは長時間水に浸しても溶けない厚みのあるキッチンペーパーだけで、ベストなのはコストコのカー用品売り場で売られている青色の紙製のタオル「スコット ショップタオル」です。

では毛細管現象とは何なのか?既に学校を卒業して長い月日が経過している人は既に忘れておられるかもしれませんが、毛細管現象とは簡単に説明するとごくごく狭い空間において液体は重力に関係なく浸透して行く現象で、例えば細く長細く丸めたティッシュを水を入れたコップに差し込めばコップの水はティッシュに吸い上げられて指先で持っているティッシュの端までコップの水で濡れますよね。
そして理科の授業で習ったのが植物が根から水や養分を吸い上げて全身に運ぶ、これも毛細管現象です。

そしてこの「GIY Stick」はその毛細管現象を利用してセットしたペットボトルの中の水をプランターや植木鉢へ供給するシステムになっており、「GIY Stick」を使うメリットは「GIY Stick」がペットボトルにセットできる様に設計されている為にセットする植木鉢やプランターの大きさに合わせて350mL、500mL、750mL、1L、1.5L、2Lと言ったペットボトルからその植木鉢やプランターに合ったサイズのボトルを選べると言う事が1点ともう1つはセットするキッチンペーパーのサイズによって供給する水の量を調整できると言う事です。

植物にはそれぞれ同じ大きさの植物でも1日に必要な水分量と言うものが違って来ます。例えば観葉植物やサボテンなどはほとんど水やりしなくても枯れる事はありませんが、ヒマワリやあじさい、チューリップの様な水をタップリと必要とする植物は土を乾かしてはいけません。ですからこの「GIY Stick」ではあまり水分を必要としない植物には細く切ったペーパーをセットすれば毛細管現象で吸われる水分も少ないですから水のやり過ぎになると言う事はありませんし、逆によく水を吸う植物に対しては大きくペーパーを切って表面性を大きくして丸めてセットしてあげればそれだけ水を吸う量が増えますから、自ずと水をやる量が増えます。

そして何と言っても透明なペットボトルを使う事で水の残量が確認できる事と、蓋をしっかりと閉めていますから蚊などが卵を産み落として”ボウフラ”が湧いてしまうと言う事も避けられますし、水が太陽光で熱せられて蒸発して無くなってしまうと言うのも防ぐ事ができます。
そして何より、一度セットすれば水の補給はペットボトルの蓋を開けてそこから水を補給すれば良く、いちいち水の補給の為にペットボトルを外して、また際セットしてと言う手間がないのもメリットです。

では実際にどの様に使うのかと言うと、「GIY Stick」はいくつかのパーツに分かれているのですが、ペーパーを「GIY Stick」の中を通しながら組み立てて後はペットボトルに中にペーパーの先を押し入れつつ「GIY Stick」にペットボトルをねじ込むだけと言う簡単な作業で組立は完了で、後は「GIY Stick」をプランターや植木鉢に「GIY Stick」の先端がスッポリ土の中に埋まる様に差し込んで後は水を「GIY Stick」を通してペットボトルに補給して元々ついていたペットボトルの蓋で「GIY Stick」に蓋をすればセット完了です。

これならペットボトルを逆さにして差し込んで倒れていた様な小さな植木鉢にも使えますし、なおかつ水の供給量が一定しているのがいいですよね。

なお詳細については下記URLをご覧ください

https://www.kickstarter.com/projects/849992274/giy-stick-let-nature-self-water-your-pots

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