”黄体ホルモン(プロゲステロン)”と言う女性ホルモンの一種をご存じでしょうか?
黄体ホルモンは、排卵直後から卵巣でつくられる女性ホルモンの一つで、排卵時に卵子は卵胞と言う卵子を包む袋から飛び出て行くのですが、卵子が飛び出た後に卵巣に残された卵包は黄色の顆粒状の色素を含む細胞に変化(黄体化)して黄体ホルモンを分泌します。
そして黄体ホルモンは排卵後から2週間前後存在し、基礎体温を上げそして受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を厚くすると言った受精卵が育ちやすい環境を作る役目を担っており、生理が始まるまでの間は黄体ホルモンが多く分泌される様になっています。
つまり黄体ホルモンが分泌されると基礎体温が上がりますので基礎体温計ではそこを見て妊娠可能時期を判断しているのですが、黄体ホルモンが基礎体温を上げるまでにはそれなりにタイムラグがありますので、それよりも直接妊娠に関係する黄体ホルモンをチェックした方が確実性が高いと言う事で作られたのがこの妊娠可能検査キット「Eveline」です。
では実際にはどの様に使用するのかと言いますと、アタッチメントをスマートフォンのフロントカメラに取り付けた状態にしておき、妊娠検査薬と同じで尿をテストクリップにかけてしばらく置いたてすとくりっぷをアタッチメントに取り付けて専用のアプリケーションを起動してスキャンする事で自動的にテストクリップに表示された状態をカメラが正確に読み込んで妊娠し易い時期であるかどうかを判別してスマートフォンに表示してくれると言うわけです。
なおこの「Eveline」は黄体ホルモンを25mlU / mlと言う極々低レベルで99%検出可能な精度を持っていますので、検査するにあたり拘束条件が多数あります。その拘束条件とは
1.起床直後の尿は検査に使用しない様にし、検査する時間を統一する(黄体ホルモンの量の変化を相対的に見るために条件を同じした方がより精度が上がります)
2.飲酒直後や運動直後に大量の水分を摂取した後の検査は避け(尿が希釈されるため)、そう言うシュチュエーションになった場合は飲んだ後2時間程度空けてから検査を行う
3.「Eveline」を使用して”妊娠しやすい期間”と初めて診断された時は黄体ホルモンのピーク量を計測する必要がありますので、5日間は継続して検査する
と言った条件がありますが、どれも難易度の高い条件ではありませんが、最初は継続して毎日検査するとか、妊娠しやすい期間が訪れれば1日1回だけではなく4~5回検査するなど検査の頻度を上げた方がより精度高く妊娠し易い期間を予測してくれます。
なお「Eveline」は使い捨ての検査用試薬が10回分が1セットになっており、最初から複数セットを購入する事も後から1セット$40で追加購入する事ができる様になっていますので、詳細については下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。