フィラメントと呼ばれるプラスチックの糸と言うか棒を溶かしながら造形して行くFDM方式の3Dプリンターは、3年前と比べると1/5程度にまで価格が下がり、自作キットであれば任天堂Switchよりも安いキットもあり、簡単に家庭で3Dプリンターを使って様々なものが作れる様になっていますので昨年の冬のボーナスで念願の3Dプリンターを購入してみた方も多かったのではないでしょうか?
ただ3Dプリンターはあってもデータは無料のものを拾って来るか、自作するしかありませんし、自分でデータを作ると言ってもコップの様な単純な形のものであればアプリの操作さえ覚えれば簡単に作れてしまいますが、例えばミニ4駆のボディーを3Dプリンターで自作するとなるとかなり練習をしてアプリを使い方をマスターしないと作れません。
でも何か大きなモノを、家族をアッと言わせてみる事ができる様なものを作ってみたいと言う方に今回は何とレコードプレイヤーが3Dプリントできるキット「Lenco-MD」をご紹介致します。
ではどれくらいの造形サイズがあれば自作できるのかと言いますと、最低スペックは縦横200mm、高さ100mmの造形サイズがあれば大丈夫です。
ですのでDIYで作る3Dプリンターであれば2〜3万も出せばこの造形サイズのものが購入できますので、このレコードプレイヤー「Lenco-MD」をキッカケに3Dプリンターを購入してみると言うのもいいかもしれませんし、この「Lenco-MD」にはFDM方式の3Dプリンターのキットがセットになったものもありますので、全くの初心者の方であればセットを購入した方が安心です。
もし3Dプリンターを持っていて自宅の3Dプリンターで自作できると言う方にはモーターや配線、既に部品をマウント済みの回路基板やターンテーブルのマットなど、必要な部品とSTLデータの入ったUSBメモリーが送られて来ますので、そのUSBメモリーからデータをSDカードに移し替えたり、PCのプリントアプリで読み込んでプリントすれば、出来上がりを楽しみにしながら造形する事ができますし、名前やマーク等を入れたければ自分で造形データを加工する事もできます。
更にはボディーをもし落下させて壊してしまった時も自宅で部品を造形し補修できると言うメリットもこの「Lenco-MD」にはあります。
ところで肝心のレコードプレイヤーとしのスペックはと言いますと、33 1/3と45回転のレコードの再生に対応し、出力は3.5mmジャックとRCAラインアウト端子を備えています。
ただ後々のバージョンアップでBluetoothモジュールやスピーカーユニットを出す予定もありますのでLINE接続のスピーカーがなくてもご安心ください。
そして針は日本のオーディオテクニカ製の”AT3600”が標準仕様されていますので交換針の入手も容易ですし、自分でトーンアームのデータを加工して自分の好きなメーカーの針のカートリッジを取り付けられる様に改造する事も3Dプリンターを使って造形するこの「Lenco-MD」ならではですので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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