ハンモックと言うと皆さんは1枚の布を2本の木にくくりつけた寝具を想像されると思いますが、元々は南米の先住民が使っていた寝具で、その後にベットだと天候の悪い状況下で激しく揺れる船の中ではすぐに投げ出されておちおち眠っていられないので、ハンモックなら船体が揺れてもロープで吊るしている為に船体と一緒に揺れずに水平を保つ事から、船員用の寝具として広く普及して現在に至ります。
そしてそんなハンモックも本来は1枚の布や編み込んだロープで作られていたものが、今ではポリエステルやナイロンと言った素材が使われ軽くなって携行性能が上がったり、木がなくてもハンモックを吊るす事ができる様に組み立て式の土台があったりと、アウトドアショップに行くと様々などれを選べば正解なのかわからないくらいの種類のハンモックが展示されており迷うのですが、これからハンモックを持ってキャンプやトレッキングやハイキングへ出かけようと言う方に一押しなハンモック「SHEL」を今回は紹介させてもらいます。
このハンモック「SHEL」はみなさんが使っているハンモックに被せるカバー、屋根の様なもので、「SHEL」を取り付けるとハンモックをすっぽりと包み込み外界から完全に隔離してしまい、20kPaと言う最近のあり得ない、体験した事のないゲリラ豪雨(集中豪雨)の中でも雨1滴中に入り込まない防滴性能を持っていますので、天候の変わりやすい山へ持って行くハンモックのカバーとしてはまさに最適とも言えるハンモックカバーです。
しかもアウターには熱を反射して熱を逃さない保温アルミシートが生地として使われている他、800パワーフィルのグースダウンが入っていますので-1℃と言う過酷な環境下でも暖かく過ごす事ができますので、もし山で遭難をした様な時でもこの「SHEL」を持ってさえいれば救助隊になかなか助けに来てもらえない様な状況下であっても体力を温存し続ける事ができます。
しかも驚くのはこれだけの保温性能を持っているにも関わらず重さは約567g(20oz)で折りたたんだ時の容量はたったの1.9Lですから、中身が1/4程度しか残っていない2Lのペットボトルを持って歩いている様なもので、その日のウチに帰るつもりのトレッキングやハイキングですと荷物になってちょっと邪魔になるから嫌だなと思うかもしれませんが、2Lのペットボトルたった1本で命が助かると思ったら軽いものではないでしょうか?それにプラスしてハンモックの重さは加算はされますが…..
そしてまたハンモックと共に過ごす時間を快適にする為の工夫も随所に盛り込まれています。例えば夏場であれば防水ジッパーを開ければメッシュを貼った小窓から夜空を眺める事ができる他、この小窓から涼しい空気が入って来る上に虫に襲われる事もなく快適に過ごす事ができますし、雨降りの時などはちゃんとゲリラ豪雨の中でも雨が浸水して来ない空気抜きも用意されていますので、中が暑さと湿気で蒸れるなんて事もありません。
なおこの「SHEL」はハンモックをまだ持っていないと言う方の為に丈夫でかつ軽量なハンモックをバンドルしたパッケージも用意していますので、実際の設営の動画等を含めまして詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1848332970/the-shel-the-ultralight-hammock-shelter-for-all-se
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