昨年あたりから映画館にも4DXの波が押し寄せ、映像に合わせて座席は動くは霧やら風やら匂いまでをも発するシートに座った事がある方は、これは映像とはわかっていてもその臨場感に圧倒されたのではないでしょうか?
でもこれは言うなれば人間の感性と言うか感覚がとても鋭いと言う事の現れでもあります。例えば石器時代は今の様に頑丈な頑丈な鍵のかかる建物もありませんでしたら、気を抜いて寝ていたりでもしたら他の動物に襲われてしまう事も多々あったので身を守る為に五感が発達したのだと言われています。
それが故に人間の五感は騙されます。例えば、ただの水を飲んでいるのに、ブドウの匂いを嗅がせるとその水がグレープジュースになり、そしてオレンジの匂いを嗅がせるとオレンジジュースになったりもするので、実際にコップそのものにグレープやオレンジの匂いを染みこまれたダイエット用グッズ等も売られている事からもわかる通り本当に脳を騙すのは容易く、それを利用したのがバーチャルリアリティーであり、映像だけでなく他の感覚(触覚)をも利用したのが4Dなのですが、それを家庭でもじっくりと味わえるのがこの「Vortx」です。
ではこの「Vortx」では何が感じられるのかと言いますと風を感じる事ができ、ヒーターを内蔵していますので暖かい風、そして室温の風の2パターンの風を送り出す事ができるのです。
ですから例えば映像中にバックドラフトの様な炎が吹き出す様なシーンが映し出された場合は「Vortx」が温風が出て来て映像の炎を熱いと感じる事ができますし、ハリーポッターがホウキに乗って空を飛んでいる様なシーンでは実際にハリーが感じている様な空気の抵抗、空気の圧力と言ったものを感じ取る事ができるのです。
しかもこの「Vortx」の素晴らし所は映像の再生装置としてWindowsPCが必要なのですが、それ以外には特別な装置やアプリケーションは不要で、USBでPCと接続するだけで、画面に再生されているYouTubeやNetflixやHulu、そしてPCのDVDやブルーレイドライブで再生する映画等の映像、更にはネット対戦ゲーム等々、PCのモニターに表示される映像に対してであれば特許取得済みのEnvironmental Experience(EX)アルゴリズムによって画面上に表示される気流や温度変化等をリアルタイムで分析・認識しそして風を起こしますので、特別なビデオカードや動作を遅くする様なアプリケーションを入れずともプラグ&プレイで差し込むだけで最新のVRゲームにも即座に対応させる事ができるのます。
ですから特に最新のVRヘッドセットを使ったゲームであるとかYouTubeのVR動画等はVRヘッドセットを被る事で完全に視界に入るのはPCが再生した映像しか情報としては入りませんのでよりこの「Vortx」で風を起こす事でより一層臨場感が上がり、そして没入できるのではないでしょうか?
ですからもし貴方が、よりリアリティーの高いものをと望んでいるならば、水や匂いは発生しませんが、この「Vortx」は十二分にあなたを楽しませてくれるのは間違いないでしょう。なお詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1325785661/vortx-4d-environmental-simulator
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